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パッキャオ6億、メイウェザー24億円…「世紀の対決」2人を直撃した「詐欺」「名誉毀損」巨額賠償の場外乱闘

 ところが先月、米ヤフーのニュース部門のトップを務めるケイティ・クーリック氏(58)とのインタビューで「ハリスは薬物中毒でハイな状態だったため、3人の子供の前でおとなしくさせねばならなかった」などと当時の経緯を語った。

 ハリスさんはこの発言は虚偽で名誉毀損に当たり、精神的苦痛を受けたとして、5日、ロサンゼルス郡の地裁に2000万ドルの損害賠償を請求する訴えを起こした。

 ハリスさんの弁護士は訴状で「自身の悪評から目をそらせ、パッキャオ戦を過剰に宣伝するためのでっちあげだ」と主張している。

再戦意欲も…

 米経済専門チャンネルCNBCによると、2人合わせたファイトマネーは2億8000万ドル(約336億円、うち勝者のメイウェザー選手が2億ドル)以上と超破格。さらに有料放送の総視聴料、チケットの売り上げ、海外放映権料など、1試合で総額7億1100万ドル(約853億円)もの巨額が動いただけに、思わぬ訴訟で請求された賠償額もケタ外れ。メイウェザー選手は5日、パッキャオ選手との再戦に意欲を見せたが、2人ともまずは場外乱闘を先に片付けねばならない状態だ。

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