N国党首の請求棄却 「立花氏が暴行」は真実

 インターネット上の記事で名誉を傷つけられたとして、「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(52)が、サイトを運営する扶桑社に200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は15日、「記事の内容は真実と認められる」として請求を棄却した。

 記事は、N国党が候補者を擁立した千葉県松戸市長選期間中の昨年6月、立花氏らが記者に暴行を加えたとする内容。小島清二裁判官は「立花氏は記者の右手首をつかんでおり、暴行との表現が誤っているとは言えない」と指摘した。

 判決によると、「選挙ウォッチャーちだい」として活動する石渡智大氏(41)は「『NHKから国民を守る党』議員が松戸市長選運動中に市民メディアに暴行。その顛末」とする記事を執筆し、扶桑社の「ハーバービジネスオンライン」に掲載された。

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