旧六歯科大学一覧 †
概要 †
- 終戦時に存在していた旧制歯科医学専門学校のうち、戦後直後に廃校にならずに大学に昇格した伝統6歯科大のことを指す。
現在の東京歯科大、日本歯科大、大阪歯科大、九州歯科大、日本大学、東京医科歯科大。
- 日本歯科医師会の歴代会長はこの6校から輩出している。(東京歯科大学、日本歯科大学、大阪歯科大学、日本大学歯学部)
- 実に4つが私立。さらに、公立の九州歯科大も元私立九州歯科医学校であり、歯科医療が私立任せになっていた事実が窺える(後に福岡県に移管)。
- 九州歯科大以外はGHQによりA級判定となり、旧制大学に昇格し、学制改革により新制大学に切り替わった。
- 東大や京大に歯学部がないため、東京医科歯科大が国の歯科医療の根幹を担うポジション。東京医科歯科大ができる際には、東京歯科大、日本歯科大から教員を募った経緯があり、両校の格は別格視されてきた。更に、2024年(令和6年)、東京医科歯科大学は東京工業大学と統合し、「国立 東京科学大学」となる。
- 東京歯科大、日本歯科大、大阪歯科大の3校(明治時代設立の3校)を私立歯科大御三家と称される。
- 1918(大正7)年「大学令発令」当時の歯科医学専門学校は3校(東京,日本,大阪)。また当時、官立の歯科医学専門学校は未だに1校たりともなく、ましてや帝国大学歯学部の設置計画などなかった。
- 旧六歯科大学+大阪大歯学部で旧七とも称される。
- 医学部の旧六医科大学ほど確立された概念ではないが、このサイトで取り上げることにより認知されることを願う。
参考資料 †
論文:東京歯科医学専門学校における大正期大学令と財団法人化・医歯系専門学校の対応
https://ir.tdc.ac.jp/irucaa/bitstream/10130/3474/1/114_438.pdf
資料:歯科大学・国立大学歯学部増設の歴史
https://koyu-ndu.gr.jp/home/?page_id=4354
コメント †