中通り21(福島市):桃の薫る夏(ハマナカアイヅ)
ふくしまの桃は完熟のシーズンを迎えました。
通称「フルーツライン」の県道5号線を通りますと、観光果樹園がずらりと並んでいて、真っ赤に熟れる桃が視界に入ります。
桃は福島市の名産品です。「くだもの王国」と呼ばれる福島を代表する桃は、種類も多く、(病虫害などを防ぐための)袋をかけない「無袋栽培」が広く取り入れられています。照りつける太陽の光をたくさん浴びることで、糖度が高く濃厚な味わいとなります。 特に、福島県で命名され、福島市の主要品種として広く栽培されている「あかつき」は、肉質が緻密でとても甘く人気があります。
ちなみに、この記事を書いた時点で、私がすでに5回も桃狩りに参加しました。前記の「あかつき」のほか、「白鳳」や「暁星」、「まどか」などの品種の桃も頬張ってきました。
ふくしまの桃は安全ですかって?
――もちろんです!
震災と原発事故以降、除染作業が各地で行われてきました。
福島市においては、市内全地区の果樹園地で、樹体の高圧洗浄や粗皮削り・剥ぎなどの方法で果樹樹体の除染を実施しました。
スーパーなどで市販する桃については、安心・安全はもちろんのこと、光センサーシステムを導入して糖度や色を測定・選荷して出荷していますので、一つ一つの美味しさが保証されています。
見てください、この艶やかな真夏の果実を。
味わってみてください、ふくしまの農家が丹精を込めて育ち上げた逸品を。
私は自信をもって、皆さんにふくしまの桃をオススメします。
桃が薫る夏、ふくしまを食しましょう。
(投稿者:徐)