NHKで４月１日から放送開始となる連続テレビ小説『なつぞら』に出演する、北海道出身の演劇ユニット・TEAM NACSの音尾琢真と、女優の福地桃子が10日、北海道・札幌市内で開催中の『第70回さっぽろ雪まつり』つどーむ会場（札幌市スポーツ交流施設コミュニティドーム）特設ステージで行われた「元気いっぱい北海道 feat.なつぞらトークショー」に登壇。北海道ロケなどの撮影秘話を語って、ドラマの魅力をアピールした。

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　音尾は、広瀬すず演じるヒロイン・奥原なつが引き取られる北海道の酪農家・柴田牧場の従業員・戸村菊介役。福地は、柴田牧場の長女・柴田夕見子役で、なつとはきょうだい同然に育ち、やがて町を賑わしながら札幌に出て行くことになる。

　大寒波に見舞われた札幌市だったが、つどーむ会場には600人を超える観客が集まり、中には愛知や岐阜から来たというファンも。トークショーの中で音尾は、1月に行われた十勝ロケで、松嶋菜々子や藤木直人、清原翔とともにワカサギ釣りに出かけ、その場で唐揚げにして食べたことなど、地元北海道での共演者たちとの思い出を語った。

　福地は、「先日のロケでは吹雪の中で撮影をし、雪が顔を当たり歩きながらのせりふが難しかったが、それが北海道なんだと思った」。さらに「北海道の料理をたくさん食べるシーンもたくさんあって、そういう時間も愛おしく感じた。家族での食事のシーンを重ねるたび、家族ができあがる感じがする」と現場でのエピソードを披露した。

　同ドラマには、TEAM NACSの安田顕、戸次重幸の出演も決まっている。「たまに一緒にお芝居をすると恥ずかしくなってしまう。親子や兄弟とやっている感じ」と音尾。最後には「『なつぞら』の中に、少しでも多く北海道の息吹を吹き込みたいという思いで収録に臨んでいます。北海道は広いので、道民の方にも、十勝の魅力を感じてほしい」と、地元愛たっぷりに締めくくった。

　『さっぽろ雪まつり』は、あす11日まで開催。