瀬戸内7県を拠点に活動するSTU48が、西日本豪雨の被害を考慮して発売を延期していた2ndシングルを来年2月13日にリリースすることが3日、明らかになった。東京・新宿文化センターで行われた『STU48チャリティーコンサートツアー』（3都市7公演）の最終公演で発表された。

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　ラストナンバー「瀬戸内の声」を披露後、スタッフから封筒を預かった瀧野由美子がキャプテンの岡田奈々に手渡し。手紙を取り出した岡田は「おっ！　ここでみなさんにお知らせがあります。延期になっていたSTU48の2ndシングルの発売が決定しました」と切り出し、来年2月13日発売が決まったことを報告。センターの瀧野は飛び跳ねて喜び、岡田は「シングルの発売が決まったということで、これを復興への新たな?歩としてみなさんの元気につなげられたらといいと思います」と声を弾ませた。

　岡田は瀧野と固く抱き合って歓喜。瀧野は「2ndシングルが延期になって、船（船上劇場）も延期になって、船に関しては1年以上…2ndシングルが怖くて…、発売せずに卒業するんじゃないかと思ってた」と涙目で不安な胸中を吐露。それでも「決まってよかったです。1年ぶりのシングルですね」と喜びをかみしめ、岡田は「楽しみにしていてください」と呼びかけた。

　今年1月31日にCDデビューしたSTU48は、8月29日に2ndシングルを発売する予定だった。しかし、7月の西日本豪雨で活動拠点が大きな被害を受け、「被害エリアの中に瀬戸内があり、そこを拠点として活動しているグループとして、このまま2ndシングルを発売するのは難しいと判断するに至りました」と発売延期を決定。また、今夏の就航に向けて準備が進められていた船上劇場も「目標としていた今夏のオープンは見送ることとさせていただきます」としていた。