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【直虎】ムロツヨシ、“謎の男”に反響も にじみ出るコント臭を自主規制?

 NHKで放送中の大河ドラマ『おんな城主 直虎』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)の第2回(1月15日放送)に、モジャモジャ頭にヒゲボーボー、土汚れにまみれた風貌で登場したムロツヨシ。家出したおとわ(新井美羽)が山の中で出会った男だ。ひと目見て、ムロだとわかった人も、わからなかった人もいて話題になったが、このほどムロ本人に放送後の反響について聞くことができた。

NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』第2回より。家出したおとわを家まで送り届けた謎の男を演じたムロツヨシ(C)NHK

NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』第2回より。家出したおとわを家まで送り届けた謎の男を演じたムロツヨシ(C)NHK

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 「知人からは、ヒゲやカツラで自分だとバレないような扮装をしないと大河に出してもらえないの? といった反響がありましたね(笑)。前回『平清盛』に出演した時と見た目が似ていたので。実は、撮影時もNHKのスタッフに『なんでまたその格好なの?』と言われたくらいでしたから」と、面白おかしく語り出す。ちなみに『平清盛』(2012年)では、清盛たち兄弟の末弟・平忠度に配役され、熊野で生まれ育ったことから、野生的な容姿で登場した。

 誰だかわからないような風貌でも、ひと言話し出し、動き始めれば、ムロとわかる人にはわかる。俳優仲間からは「大河でもムロさんらしい芝居をするって、すごい勇気ですねと、言われました。ほめられているのか、けなされているのかわかりませんが…」。

 ムロらしい芝居について、本人は「仮に覆面をかぶっていたとしても僕だとわかってもらえる芝居も、別人みたいと言われるようないままで見せたことがないような芝居も、両方、必要な経験だし、役者としてやっていきたいこと。隙(すき)という言葉が適しているか、わかりませんが、共演者や演出家、セット、持道具、その時々、その場その場で生まれる発想を芝居に入れられる隙のある状態で現場に入るように心がけております。そこに少しずつ、いままで経験してきたこと、それも喜劇をたくさんやってきたので、その積み重ねが自分らしさとしてにじみ出てきてしまう、というのはあるかもしれないですね」。

 同局のコント番組『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』にもレギュラー出演しており、「勇者ヨシヒコ」シリーズなどのコメディー作品で個性全開のキャラクターを演じているイメージから、キャスティングする側にも、視聴者側にも、ムロらしさがにじみ出るシーンが観たいという期待もある。それも踏まえて、「『LIFE!』のコントにしか見えない、と言われないようにしたいですね。第2回は、美羽ちゃんを使ったゲストコントみたいに見えたところもあったかもしれませんが、コントにならないように心がけています」と話していた。

 第2回で家出したおとわに一夜の宿と食べ物を提供した謎の男は、その娘が井伊の姫と知ると家に送り届け、ほうびの銭を手に入れた。そこから商売で成功をおさめ、後に井伊家の財政を揺るがすほどの力を持つ豪商に成り上がり、瀬戸方久(ほうきゅう)を名乗って再登場する。

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