来年1月に閉館する東京・渋谷のスペイン坂上にあるミニシアター「シネマライズ」跡地に、ライブハウス「WWW」の2号店がオープンすることが27日、わかった。ライズビル地下で1号店、2階で2号店を営業することになる。来年9月に開業予定。

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　もともと「シネマライズ」のデジタル上映劇場「ライズX」の跡地に入居した「WWW」1号店は、2010年にオープン。映画館だった特性を残し、客席に段差がある「劇場型ライブハウス」として独自の存在感を放ってきた。国内最高レベルの音響、照明、映像設備を採用し、年間約12万人の来場者で賑わう。

　新店舗は1号店（収容人数500人）より一回り大きなキャパシティとなり、客席フロアはクラブとしても使用可能なフラットな形状に。柱がなく、十分な天井高が取れるホール設計、1号店同様に国内最高レベルの音響・照明・映像設備を採用し、ライブとクラブの融合を図る。また、イベント等で両店をつなぎ、同時使用可能な設計を検討中としている。

　WWWを運営するスペースシャワーネットワークは「個性の異なる2つのスペースを同じビル内にオープンすることで、より多様な音楽、カルチャーを発信することが可能になり、これまで以上に個性豊かなラインアップが実現できる」と説明。1986年の開業から30年にわたって渋谷の映画文化を担ってきた「シネマライズ」に「感謝と敬意を表し、文化発信の一端を担っていけるよう、引き続き新しい挑戦を続けてまいります」としている。詳細は来春発表予定。

■「WWW」2号店情報
店舗名：未定
住所：東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル2F（1号店と同じビル）
開店予定日：2016年9月（予定）