激しく炎上する首里城正殿=31日午前4時30分、那覇市首里金城町(田嶋正雄撮影)
激しく炎上する首里城正殿=31日午前4時30分、那覇市首里金城町(田嶋正雄撮影)

赤色出す塗料の「桐油」で火勢拡大か 防火体制が不十分の指摘も

2019年11月1日 9:09有料
社会・くらし

 首里城の正殿などが焼失した火事。木造で、赤い塗装に沖縄独特の「桐(とう)油(ゆ)」を使っていることが火の勢いを早めた可能性がある。消防によると現場は熱放射線(輻射熱 ふくしゃねつ)が強く、離れた所の木材も温度が上がって自然発火したとみられる。

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首里城が焼失して3年。あの時、沖縄タイムスで事件・事故を取材する社会部の警察担当記者(通称・サツ担)2人は沖縄のシンボル焼失を目の当たりにした。泣き崩れる住民、消火活動に奔走する消防隊員、原因究明に尽力する捜査員―。当時の取材メモを読み直し、写真とともにあの日を振り返る。

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