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政令指定都市は全部で20 : 最大は横浜372万人、最小は静岡70万人

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大阪市を廃止し、4つの特別区に再編する「大阪都構想」の是非を問う2度目の住民投票は、反対が賛成を僅差で上回り、政令市である大阪市が存続することになった。ところで、「政令市」っていったいどんな市? 

「政令指定都市」、地方自治法に基づき政令で指定され、都市計画や児童福祉、教育などについて一般の市町村よりも大きな権限を有する市のこと。時として「県」以上の存在感、発言力を持つこともある。ある時期までは、「100万人以上」であることが目安とされ、巨大都市の代名詞でもあった。

制度創設当初に指定されたのは、古くから商工業が栄え、人口が集中していた横浜、名古屋、京都、大阪、神戸の5市。その後、北九州、札幌、川崎、福岡が順次指定されていった。

政府は、地方分権には規模の拡大による自治体の行政基盤強化が不可欠であるとして、1999年に市町村合併特例法を施行。財政支援などの優遇措置を用意して自治体の統合を促した。その際、政令市の要件も緩和し、合併によって誕生した市が70万人を超えると、政令市に昇格させた。表のうち静岡以下の7市は特例によって誕生した政令市で、現在は20市まで増えている。

政令指定都市一覧

  政令市 政令市になった時期 人口
1 大阪 1956年9月1日 2,691,185
2 名古屋 2,295,638
3 京都 1,475,183
4 横浜 3,724,844
5 神戸 1,537,272
6 北九州 1963年4月1日 961,286
7 札幌 1972年4月1日 1,952,356
8 川崎 1,475,213
9 福岡 1,538,681
10 広島 1980年4月1日 1,194,034
11 仙台 1989年4月1日 1,082,159
12 千葉 1992年4月1日 971,882
13 さいたま 2003年4月1日 1,263,979
14 静岡 2005年4月1日 704,989
15 2006年4月1日 839,310
16 新潟 2007年4月1日 810,157
17 浜松 797,980
18 岡山 2009年4月1日 719,474
19 相模原 2010年4月1日 720,780
20 熊本 2012年4月1日 740,822

各市の人口は2015年の国勢調査データ / 100万人以上の都市をハイライトした

2015年国勢調査によると、政令市20市の人口の総計は2750万人で、日本の人口の2割強が政令市に集中していることになる。ちなみに、東京23区のうち世田谷区は90万3346人、練馬区72万1722人、大田区71万7082人と政令市に匹敵する人口を擁している。

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