脚本家の市川森一さん死去 「ウルトラセブン」
特撮番組「ウルトラマン」シリーズや「傷だらけの天使」など数多くの人気ドラマを手掛けた脚本家の市川森一(いちかわ・しんいち)氏が10日午前4時43分、肺がんのため死去した。70歳だった。告別式は21日午前11時から東京・青山葬儀所。喪主は妻、美保子さん。
長崎県諫早市出身。日本大芸術学部卒業後、1966年に子供向け特撮番組「快獣ブースカ」で脚本家デビュー。その後、「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」などの特撮番組や、「淋しいのはお前だけじゃない」、NHK大河ドラマ「黄金の日日」「山河燃ゆ」などテレビドラマを中心に活躍した。
89年には映画「異人たちとの夏」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞も受賞。日本放送作家協会の会長を務め、情報番組のコメンテーターとしても活躍した。