プレステ「4」を米・カナダで先行発売 SCE、日本は2月
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は15日、米国とカナダで新型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」を発売した。据え置き型ゲーム機の全面刷新は7年ぶりで、友人同士の交流やスマートフォン(スマホ)との連携などのネット接続機能を打ち出す。ライバルの米マイクロソフト(MS)も月内に新型機を発売する予定で、年末商戦で両社が激突する。
SCEは2014年3月期中に世界で500万台の販売を目指す。すでに発売前の段階で100万台以上の事前予約があったという。まず主戦場の北米で発売、月内に欧州や中南米にも投入する。ゲームソフトの品ぞろえが遅れた日本市場での発売は来年2月となる。
PS4の米国での価格は399ドル(約4万円)で、現行機のPS3の発売当初の価格よりも100ドル安い。日本での販売価格は4万1979円。
スマホゲームの普及で家庭用ゲーム機は苦戦が続いている。SCEや、月内に新型機「XboxOne」を発売するMSは、ゲーム機の本体性能の向上よりも、交流機能や音楽・動画配信といったネット接続サービスを強化し、巻き返しを図る考えだ。
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