木村汎氏が死去 ロシア研究家
ロシア研究家で北海道大名誉教授の木村汎(きむら・ひろし)氏が11月14日、くも膜下出血のため兵庫県西宮市の病院で死去した。83歳だった。告別式は11月17日午前11時から西宮市城ケ堀町1の40の西宮山手会館。喪主は妻、典子さん。
北海道大の現スラブ・ユーラシア研究センターの教授や国際日本文化研究センター教授などを歴任し、保守的な立場から北方領土問題やロシアの指導者に関する作品を多く残した。著書に「遠い隣国―ロシアと日本」「ソ連とロシア人」「プーチン(3部作)」など。実姉は推理小説作家の故山村美紗さん。
(モスクワ=共同)