新元号「令和」の手話発表 梅のつぼみ開くように
梅のつぼみが開くように――。全国手話研修センター(京都市右京区)は2日、京都府庁で記者会見し、新元号「令和」の手話表現を発表した。
片手の5本指を胸の前ですぼめ、指先を広げながら前へ出し、令和を表現。同センターの一部門となる日本手話研究所の高田英一所長(82)は「初春に梅の花のつぼみが開き、花びらが輪をつくって香りを放ち、未来へ進むような動きにした」と手話で紹介した。
新元号発表後、手話の専門家らが考案。目で見て分かりやすい表現を目指した。高田所長は「コミュニケーションの中で使われることを期待したい」と意気込みを示した。
今後、同センターのホームページや集会などで周知する方針。〔共同〕