外遊を終え帰国　19日（木）・20日（金）

19日午前　米シアトル・タコマ国際空港着

首相は日米首脳会談など一連の外交日程を終え、帰国の途につきました。政府専用機は給油のため、米西海岸のシアトルに3時間ほど寄ったあと、再び日本に向かって離陸しました。

首相が太平洋の上空にいるさなか、東京の首相官邸では閣議が開かれました。米ワシントンで開かれる20カ国・地域（G20）財務相・中央銀行総裁会議に出席するため日本を離れた麻生太郎副総理・財務相も今日は不在です。

閣議の前には閣僚がカメラの撮影に応じます。いつも首相が座る中央の席は空席…ではありません。きょうはその席に腰掛けたのは菅義偉官房長官。見慣れない光景に閣僚からは思わず笑い声が漏れました。

18時1分　党都道府県議の懇親会に出席

羽田空港に降り立った首相は、すぐさま東京・芝公園の「ザ・プリンスパークタワー東京」へと向かいました。自民党の都道府県議が集う懇親会に出席するためです。首相は冒頭のあいさつで「来年は統一地方選がある。一緒に頑張っていこう」と気勢を上げました。同席した竹下亘総務会長は「本当なら時差で眠くて眠くて仕方ないところを…」と首相をねぎらいました。

首相はその後、東京・紀尾井町のホテルニューオータニに入りました。外遊から戻って早々、夜のパーティーの「はしご」です。明日、新宿御苑で開く「桜を見る会」に先立ち、100人以上の地元支援者を集めた前夜祭を催しました。

1時間半ほど歓談したあと、今度は虎ノ門のホテル「アンダーズ東京」に向かいました。お膝元の山口県議との会合です。出席者によると首相は「9月もあるのでよろしく」と総裁選への協力を念押ししました。外遊から帰っても一息つく暇はなさそうです。