横綱・鶴竜が初場所休場 4場所連続、一層厳しい立場に
大相撲の西横綱鶴竜(35)=本名マンガラジャラブ・アナンダ、モンゴル出身、陸奥部屋=が初場所(10日初日・両国国技館)を休場することが8日、決まった。師匠の陸奥親方(元大関霧島)が明らかにした。休場は4場所連続で、横綱在位40場所で18度目。
昨年11月場所後、休場の多さから横綱審議委員会に引退勧告に次いで重い「注意」を決議された。鶴竜は今場所以降に進退を懸ける覚悟を示していたが、一層厳しい立場に追い込まれた。
腰痛などにより、昨年は5場所のうち皆勤が春場所の1度だけ。優勝は2019年名古屋場所を最後に遠ざかっている。
新型コロナウイルスに感染した横綱白鵬も初場所を休場する見通しで、3場所連続で複数の横綱が初日から不在となる。〔共同〕