プリンスホテル、豪社のホテル事業買収 43億円
プリンスホテルは3日、オーストラリアのステイウェルホスピタリティーグループ(シドニー)からホテル事業を買収すると発表した。買収額は約43億円。プリンスホテルは自前で国内外150施設までホテルを増やす方針を掲げていた。ステイウェルのホテル事業をグループに加えることで、国内外250施設のホテルチェーンを目指す。
ステイウェルは「パークレジス」と「レジャーイン」のブランドで、アジアや中東など6カ国18施設のホテルを展開している。プリンスホテルは3日付で豪州に設立した完全子会社を通じ、3カ月以内にステイウェルのホテル事業関連22社の全株式を取得する。
プリンスホテルは人事交流や相互研修を通じて外国人との接遇に優れた人材を育成し、訪日外国人客に対するサービス向上にも生かす。
ステイウェルは約10施設のホテルを開発中で、10年後に100施設まで増やす計画。プリンスホテルは当面、「パークレジス」などのブランドを継続するが、「プリンスホテル」にブランド変更することも検討する。
関連企業・業界