ラグビーのトップリーグの下部に当たるトップチャレンジリーグの釜石シーウェイブスに所属し、今季限りでの引退を表明している46歳のFW伊藤剛臣が、名古屋市のパロマ瑞穂ラグビー場で行われたマツダとのリーグ最終戦に途中出場した。チームは22-24で敗れ、1月中旬に予定されている入れ替え戦に回ることになり「それまでは現役。監督に行けと言われれば、頭から行く」と力を込めた。

 後半16分、出血で一時的に退場した選手の代わりに5分間出場すると、試合終了間際にロックの選手との交代で名前をアナウンスされた。プレーに絡む機会は少なく「何もできなかった」と苦笑いを浮かべた。

 伊藤は日本代表で62キャップを持ち、ワールドカップ(W杯)に2度出場。強豪の神戸製鋼で1993年からプレーした後、トライアウトを受けて2012年に釜石シーウェイブスに加入した。