広島栗林良吏投手(25)がプロで初めてセーブ機会に失敗し、21年から続いていた連続試合セーブは「22」で止まった。

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1点を勝ち越した12回に登板。1死から溝脇を四球で出すと、大島の適時三塁打で同点に。続く岡林の二塁内野安打でサヨナラ負け。2失点で昨季は1度もなかったセーブ機会で失敗した。昨季から続いていた22試合連続セーブは98年佐々木(横浜)が1シーズンで達成した日本記録に並んでいた。「そんなことは考えていなかった。ただ勝ちたいという思いだけで、意識はしてなかった」。

今季は3年ぶりに延長12回制となった。守護神にとっては慣れない状況。同点の9回から臨戦態勢を整え、出番は12回裏。「(延長で)難しさがあった。でも、実力不足。粘れないのは本当に良くない」。この日の敗戦が右腕をさらに強くする。