5人組アイドル、ももいろクローバーZが15日、千葉・袖ケ浦市の袖ケ浦海浜公園で行われた氣志團主催のロックフェスティバル「氣志團万博2013」に出演した。氣志團団長の綾小路翔が「今回、一番初めに声を掛けて何も決まっていない中、OKしてくれて今、日本一、おとこ気を感じるグループ」と絶賛した。

 5人は代表曲「行くぜっ!

 怪盗少女」などを披露し、約2万5000人を熱狂させた。リーダー百田夏菜子(19)はステージ上で「『ももクロ万博』(8月4日、日産スタジアム)に来た人、手を挙げて~」と叫ぶと観衆のほとんどが挙手。それを見た綾小路は笑顔で天を仰いだが「同じ『かっとび2大グループ』として勇気をもらい、シンパシーも感じている」と大きく受け止めた。ももクロだから許される“乗っ取り”発言だった。

 今月3日には楽天の始球式も行った。プロ野球新記録の21連勝を成し遂げた田中将大投手は、ももクロファンを公言。影響力はもはや芸能界の枠を飛び越えている。

 そして狙うは、今月7日に開催が決まった2020年東京五輪の開会式だ。百田は「決まった瞬間、よっしゃー!

 と思った。7年後は26歳。開会式で歌いたい」。他の4人もブログで五輪開催決定時にお祝いコメントを載せている。現在のメンバーカラーは「赤(百田)黄(玉井)緑(有安)ピンク(佐々木)紫(高城)」だが、関係者は「五輪カラーに変えるのも、やぶさかではない」と明言し、開会式に参加できるのなら「紫→黒、ピンク→青」にする考えを示した。5人に国立ライブに続く、大目標が生まれた。