落語家の三遊亭円楽(72)が軽度の肺炎のため入院したと27日、所属事務所が公式ホームページで発表した。大事をとって2~3週間、入院するという。これにともない30日に開催予定だった「三遊亭円楽独演会」の中止も発表された。

発表によると円楽は26日に「本人が息苦しさを感じて主治医による検査を受けたところ、肺炎であることが判明」したという。他に症状はなく、食事もとれ顔色も良いということだが、「治療以外の検査を含め、大事をとって約2~3週間の入院となる見通し」だとしている。

円楽は今年1月に脳梗塞を発症し5月に退院、今月11日に東京・国立演芸場の8月中席初日に高座復帰。20日も高座に上がり、車いすでハンドマイクを使い「目薬」をかけ、出番後は「人前はいいね。焦らずやっていきます」と話していた。これについて「高座復帰を果たしたばかりで再び入院となりましたことは、誠に残念でなりません」とし、「次に高座に上がれる日に向けて。治療に専念いたします」。続けて、「円楽が、国立演芸場の高座にて『死ぬまでやります』と宣言し、我々も全力でサポートして参る所存ですが、毎度関係者の皆様にご迷惑をおかけしてしまうことは、大変心苦しく存じます」としている。