新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したと兵庫県から判断された宝塚歌劇の花組公演について、宝塚歌劇団は7日、PCR検査の結果が不明だった残り1人も感染していたことを発表した。

残る1人はスタッフ。観客と直接接する立場にはなく、6日までに判明していた11人に加え、これで全12人の感染者となった。劇団によると、12人とも軽症。

劇団では今後、保健所の指導を受けながら、観客も含めて、濃厚接触者の調査や施設の消毒など「必要な措置を進めていく」と話している。

劇団では、体調不良者が最初に発覚した花組公演については、全出演者73人及びスタッフ164人のPCR検査を4日までに終えた。6日までに236人分の結果が明らかになり、出演者8人、スタッフ3人の陽性が確認されていた。残るスタッフ1人が未確認だったが、この日陽性判定を受けた。

東京宝塚劇場でも、星組公演出演者から感染者が出ており、7日から上演を中止。この日、中止期間を「当面の間」から「8月20日まで」と発表した。