HKT48指原莉乃(24)が初プロデュースする女性アイドル12人組「=LOVE(イコール・ラブ)」が5日、6日発売のメジャーデビューシングル「=LOVE」発売記念イベントを都内で行い、指原の「元同僚」音嶋莉沙(19)が出演した。

 音嶋は昨年、HKT48の研究生として加入したが、契約上の問題で活動を辞退していた。「どうしてもアイドルグループに入りたかった」という音嶋は、夢をあきらめずにイコール・ラブのオーディションを受けたという。「有名な方のプロデュースだったら、絶対に売れるんじゃないかなと思ってました」と笑わせつつも、「(オーディションの告知を)見つけたときに、チャンスを与えてくれたんだなと思って受けました」と運命に感謝し、合格をつかみ取った。

 指原は昨夏のツアーで、音嶋と一緒にステージに立ったことがあったが、オーディションを受けていたことは知らなかったという。HKT48の活動辞退は「悪いことをしてたわけじゃないので、HKTの(尾崎充)支配人も『いつか芸能界で会えたらいいね』と話していたんです。1次審査の書類のリストを見たらいて、すごい根性だと思った(笑い)」。その時点では合否は決めていなかったが、「『まだやりたい』と言うから、ガッツがあるなと思って合格にしました」と音嶋の執念に期待した。

 紆余(うよ)曲折を経てのデビューに、音嶋は囲み会見で「原宿駅に一人一人のポスターが張ってあったり、宣伝のトラックが渋谷とかを走っていたりしていた。大々的に取り上げていただいて、実感が湧いてうれしい気持ちでいっぱいです」と感激していた。イベントでは、センター高松瞳(16)とコンビを組んでダンスをするなど、夢のアイドルとして活動できる喜びをかみしめていた。