古典芸能への招待

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歌舞伎「奥州安達原 袖萩祭文」「連獅子」

初回放送日:2021年3月28日

令和3年2月歌舞伎座公演から「奥州安達原 袖萩祭文」と「連獅子」の一部をお送りします。 この二つは十七世中村勘三郎の三十三回忌追善狂言と銘打った故人ゆかりの演目で、十七世の孫・中村勘九郎、七之助兄弟と勘九郎の息子で十七世の曾孫にあたる勘太郎、長三郎が出演して話題となりました。  「奥州安達原 袖萩祭文」は前九年の役の後、討伐された安倍貞任・宗任兄弟が再挙兵を謀る苦心と取り巻く家族の悲劇を描く長大な物語。十七世が演じた貞任と袖萩を、今回は勘九郎・七之助兄弟でそれぞれ演じます。また子役の難役・お君を勘九郎の次男・長三郎が初役で挑みます。  「連獅子」は親子の獅子の精が勇壮に毛を振る代表的な歌舞伎舞踊で、中村屋は親子孫と大切に演じ繋いできました。今回は勘九郎と勘九郎の長男・勘太郎の奮闘の舞台を、ダイジェストでお送りします。  番組では、早稲田大学教授の児玉竜一氏に作品解説をしていただきます。また、ご出演の中村勘九郎さん、七之助さんご兄弟に、追善を果たされた今のお気持ちを伺います。

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出演者・キャストほか

  • ゲスト
    児玉 竜一
    早稲田大学教授
  • インタビュー
    中村 勘九郎
    歌舞伎俳優
  • インタビュー
    中村 七之助
    歌舞伎俳優
  • 司会
    中川 緑
    NHKアナウンサー