目撃者を求めるビラ配布行動の様子(2000年12月)


追悼・辻内鏡人 1954-2000

 辻内さん傷害致死事件

友人・教え子の取り組みの記録

関連ホームページ

加藤哲郎さん(一橋大学教員) 報道資料、真相究明についてのビラ配布行動の資料が掲載されています

一橋大学社会学研究科 事件に関する辻内さんの職場であった社会学研究科の公式見解

宮崎竜一さん(教え子)

後藤雄介さん(教え子、早稲田大学教員)

 

 

2001.1.4

事件の概要 なぜ情報提供を呼びかけているのかについての説明

2000.12.26

辻内さん轢殺事件についての続報(社会学研究科長・評議員)

2000.12.26

加害者の起訴内容の概要を報じた朝刊各紙

2000.12.20

辻内鏡人さん傷害致死(容疑)事件に関する目撃情報の収集に協力してくださった全ての皆さん、そして辻内さんの死を悼み、その死の真相に関心を抱く全ての皆さんへ

2000.12.14-20

ビラ配布行動の記録(加藤哲郎HP)

配布されたビラ 表面 裏面(地図)

2000.12.12

辻内さんの事故についての経過報告(社会学研究科長・評議員)

2000.12.7

社会学研究科長・事務長の声明(社会学研究科HP)

2000.12.5

事件直後の新聞報道


2001.2.17

本日、辻内衣子さんほか10名の仲間で作業をして、1100名を超える辻内鏡人さんの葬儀への会葬者の方々に、会葬御礼や下記の件などについての案内を発送いたしました。

このなかで、辻内さんの同僚、友人、教え子、お子様方の学校関係などの皆さんには、遺されたご家族の皆さんへの生活支援のために、まことに勝手ながら、衣子夫人に対して、ご香典の返礼を辞退したい旨、私たちからお伝えした件を、ご報告しました。衣子夫人はせめてもの感謝のお気持ちを表したいと固辞されたのですが、私どもとしては、遺されたお子さまたちの今後に少しでも役立てていただくことの方がむしろ多くの皆さんのお気持ちにも沿うことだと考え、衣子夫人にもあえてご無理をお願い致した次第です。私どもの意をご了承いただければまことに幸いです。あらためて深く感謝申し上げます。

また同じく、同僚、友人、教え子などの皆さんに対して、「辻内鏡人さんをしのぶ会」を結成し、多くの皆さんの参加を呼びかけることにしました。よろしくご協力くださいますようお願い申し上げます。詳細は「しのぶ会」呼びかけをご覧下さい。取り急ぎ、ご報告にて。

2001.2.8

先日、辻内衣子さんから、辻内鏡人さんが「せめて最後の日にやり取りしたメールだけでも見たいのだけれど」というご相談を受けました。故人が相当の「筆まめ」であり、多くの皆さんにメッセージを毎日のように送っていたことはよく知られています。そこで、衣子さんと相談のうえ、故人からのメールを受け取った皆さんに、もし差し支えがなければ、その内容をお伝えいただきたく、お願いをすることにしました。プライバシーの観点から取り扱いは慎重を期したいと思います。詳細

2001.2.4

2月3日(土曜日)、辻内さん学部ゼミの卒論発表会を一橋大学職員集会所で行いました。これは辻内ゼミの恒例行事だそうで、卒論を3年生や院生が合評する形で行われました。水準の高さに感銘を受けました。学生さんたちは、そのあと、如水会館で行われた辻内ゼミOBOG会に参加しました。これで、大学院、学部とも辻内ゼミの行事が全て終了したことになります。

2001.1.30

辻内さんの学部講義(アメリカ社会史総論)の教場試験を実施しました。受講者の皆さんには「あなたが受講した辻内鏡人さんの「アメリカ社会史総論」の講義から、とくに印象の深い講義を選び(ひとつでも複数でもよい)、その内容を要約し、その内容についてのあなたの考えを述べなさい」という問題に答えてもらいました。

2001.1.28

辻内さんの友人・同僚の皆さんに集まっていただき、今後のことについて話し合いをもちました。そして、上記のことがらを進めていく目的で、「辻内鏡人さんをしのぶ会」を発足させることになりました。くわしくは呼びかけ文などが出来上がり次第、またご報告申し上げます。なお、通夜・告別式の会葬者の皆様にはご挨拶が遅れており、大変にもうしわけありません。会葬者数が1200名近くにのぼり、名簿作りに時間がかかっていること、今回の話し合いをふまえた「しのぶ会」からの挨拶・呼びかけを同封させていただきたいことなどから、時間がかかってしまっております。2月中には衣子夫人と「辻内鏡人さんをしのぶ会」からのご挨拶をお手元にお届けしたいと存じますので、今しばらくお待ちいただければ幸いに存じます。

2001.1.18

米国出張から帰国して、1月7日、本田創造先生が逝去されたとのお手紙を受け取りました。重なる悲報に、やりきれない気持ちです。先生の死は、故人の固い御遺志で私たちにも今まで伏され、御家族にて火葬を済まされました。本日の朝刊に訃報が掲載され、アメリカ研究メーリングリストにも故人の最も若いお弟子さんである大森一輝さんから訃報が回報されました。

私は1983年以来、大学院のサブ・ゼミとして本田ゼミに参加させていただきました。辻内さんと知り合ったのもこのときからです。政治外交史にもっぱら関心をもっていた私が、人種関係史や移民史の視点に目を開かれたのも、本田さんと、このたぐいまれなインターカレッジのゼミに集う皆さんがあればこそのことでした。1987年の論文集『アメリカ社会史の世界』(三省堂)では、1930年代フィリピン系アメリカ人の移民排斥問題を、独立付与問題との関係で考察する論文を載せさせていただきました。その延長線上で、今、こうしてフィリピン系ベテラン問題を研究している自分があるわけです。

1990年、神戸大学教養部に幸運にして職を得ると、そこで出遭ったのは、かつて本田さんが神戸大学文学部に赴任、めぐり合わせでいきなり教職員組合の委員長にされて激しい大学紛争の渦中に巻き込まれたときの「戦友」たちをはじめとする、本田さんの古くからの知己の皆さんでした。

昨年の暮れの12月18日、辻内さんの事件捜査の推移についてご報告にあがったのが、私にとってはお目にかかる最後の機会となってしまいました。心からご冥福をお祈りします。なお、大森さんからの回報文にもありますように、ご家族にはお疲れのことでもあり、本田さんへの弔いのメール、ファクスなどの受付けや、その他のお急ぎのお問い合わせは、故人の最も若いお弟子さんである大森一輝さん(都留文科大学)までお願いできれば幸いです。

2001.1.9

年が明けてからも辻内さんへの弔いのメールをいただいております。故人の御家族にすぐにお知らせさせていただいておりますので、どうぞご遠慮なく私あてにお送りください。このホームページでも、お許しがあれば弔いの言葉を公開させていただく予定です。よろしくお願い申し上げます。年賀状で初めて辻内さんの死を知った方がいることも知り、まだまだ広報活動が足りなかったと反省しております。インターネット、メール環境にない方々などに、このホームページの情報などもお知らせいただければ幸いに存じます。

2000.12.26

12月26日付け朝刊各紙(多摩版)の報道(加藤哲郎HPで公開中)で、辻内さん轢殺事件の起訴状の概要が明らかになりました。ふつう起訴状は被害者の家族にさえ明らかにされないのですが、重要事件の場合は、その概要が報道関係者に対して説明されるようです。各紙を総合すると、容疑者は「4日午後8時25分頃、国分寺市富士本1丁目の市道で軽トラックを運転中、辻内さんが自転車に乗っているのを見つけ」、「時速約20キロから30キロに加速させ、前を走る辻内さんの自転車に衝突」、「辻内さんを路上に転倒させた上ひいて」、約1時間半後に死亡させた、というのが傷害致死罪の起訴状の主な内容のようです。起訴状に動機がふれられていないことについて、地検八王子支部は「法廷で明らかにしていきたい」としているそうです。上記のように起訴状が指摘する犯行の内容は、加害者が車を加速させて追突したうえ、さらに辻内さんをひいているという点で非常に悪質であり、怒りを感じざるを得ません。取り急ぎ、ご報告にて。

2000.12.25

辻内鏡人さん轢殺事件の加害者が傷害致死の容疑で起訴されました。とはいっても、事件の真相がこれで私たちに対して明らかにされたわけではありません。公判が始まるのは2ヶ月ほど先のことになるでしょう。私たちとしては引き続き事件に関連する情報を広く市民の皆さんから募るとともに、今後、公判で事実が明らかにされるであろうことに期待し、また今後の捜査・裁判そして報道の行方を見守り、必要が生じればいつでも毅然とした対応をとりたいと思います。取り急ぎ、ご報告にて。

2000.12.21

昨晩、辻内さん事件についてのビラ配布活動をいちおう完了しました。もちろんこれからも情報収集を続け、また残部のビラをいろいろなところに配りたいと思っています。この間に感じたことは、とても一言ではいえないのですが、とりあえずあいさつ文をごらんいただければ幸いです。個人的に痛感したのは、事件との関係の有無とは別に、国立・国分寺界隈の道路状況の悪さです。むかしこの界隈に住んでいたときには余り気にもとめなかったし、勤務先としての国立で通るのはもっぱらあの大学どおりなのですが、不動産業者が流通させる「あこがれ」の国立、武蔵野のイメージとは裏腹に、荒廃した危険な道路状況は、看過していい問題ではないと思いました。年の瀬は、ドライバーの心も荒れがちです。皆さんくれぐれもご注意くださいませ。

2000.12.20

ビラ配布行動終了の報告 辻内鏡人さん傷害致死(容疑)事件に関する目撃情報の収集に協力してくださった全ての皆さん、そして辻内さんの死を悼み、その死の真相に関心を抱く全ての皆さんへ

2000.12.15

ビラ配布行動の呼びかけメッセージ

 

12月14日(木)〜20日(水)

毎日午後7時30分(一橋大学正門集合)〜

8時30分まで目撃者を求めるビラを配布中

初日から大きな成果があがっています

是非ご協力ください

事件の発生以来、轢殺現場には、警察の方が毎晩たって情報収集にあたられています。しかし、加害者と辻内さんの間で事件前にトラブルが発生した可能性がある幾つかの地点(国立駅南口交番前横断歩道、その次の左折路の信号、その次のガードをくぐった富士銀行前信号では、聴き込みが行われていなかったようです。現場(小金井署)と国立駅周辺(立川署)では所轄署が違うということがまさか原因ではないと信じますが、いずれにせよ、これらの場所での情報収集が必要です。12月4日、午後8時15分から20分頃、国立駅周辺で軽トラック(赤帽)と自転車の男性のトラブルを目撃した方がいたら情報をお寄せください。

2000.12.10

葬儀終了の報告 辻内さんの死を悼む全ての友人の皆さんへ

2000.12.5

敬愛する先輩・同僚であった辻内鏡人さんの訃報に言葉がありません。事件の内容については、TV、新聞、インターネットで報道され始めていますが、私たちにも詳細を知ることは、まだできません。ただ、そのあまりにも突然の死の衝撃に言葉がないとしか、今は言いようがありません。辻内さんの死と、彼の家族の嘆きに共に心を痛めておられる全ての皆さんに、同僚教員として、深く感謝します。