北海道

食料基地の展開

 食料は国民生活に必要不可欠な物資であり、将来にわたって安全で良質な食料が安定的に供給されなければなりません。しかしながら、世界人口の急激な増加などにより、地球規模の食料の需給及び貿易が不安定になる要素を有しています。また、我が国では、食生活の高度化・多様化が進む中で大量の農産物を海外から輸入しており、食料自給率の向上は重要な課題となっています。
 北海道は、我が国の農地面積の約4分の1を有し、稲作、畑作及び酪農を中心に大規模な経営を実現しております。また、水産物を含めた供給熱量は、全国の約2割を占め、しかもその比率を高めつつあり、引き続き我が国の食料の安定供給に大きく寄与することが期待されています。
 このため、中長期的な観点からの食料の国内生産の維持増大や持続的な農水産業の発展を目指し、経営の強化、生産基盤整備、新技術の開発、資源管理型漁業、つくり育てる漁業などを進めます。
 さらに、安全、新鮮、良食味といった消費者ニーズに対応した農水産物の供給を進めるために、生産、加工、流通、消費の各段階において連携を強化するとともに、生産から消費までのトータルコストの低減を図るなど総合的な施策を展開し、食料基地としての役割を果たしていきます。
 

 

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