このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

肥料を使う理由や安全性について教えてください。

回答


農作物が成長するためには、窒素やリン酸などの栄養分の補給が必要です。

土壌からも栄養分は供給されますが、
土壌からの供給のみでは収量や品質は低い水準に止まります。
また、農作物の収奪により、土壌の栄養分は長期的に不足が進行します。 

収量や品質を向上するとともに、不足する栄養分を補い、長期的に生産を確保するため、
農家は農作物や土壌に応じて、経営判断で適切な肥料を選択しています。
 

ただ、肥料には、鉱物を原料とするものや化学合成されたもの、
産業副産物を原料とするものなど、様々なものがあります。

世界的に鉱物の品位の低下が進んでいる他、化学合成による肥料製造においても副産物が
活用されるようになっているなど、産業副産物を原料とする肥料が多くなっているので、
有害物質の管理など安全確保が重要になっています。

そのため、肥料法では、肥料の品質を確保するため、
肥料業者に製品の登録を受けることや、生産開始の届出をすることを義務付けています。
 

また、販売にあたっては、
成分含量や原材料など消費者が品質を判別するために必要な情報を保証票又は
「肥料の品質の確保等に関する法律に基づく表示」に記載し、個別の製品に添付すること
を義務付けています。
 

そして国及び都道府県は、立入検査により登録時に確認した品質が保たれているか、
表示が適正になされているかを定期的に確認しています。
 

詳細は参考資料のホームページをご確認ください。

参考資料

農林水産省ホームページ「肥料制度の解説」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_hiryo/#seido

令和5年更新

お問合せ先

消費・安全局消費者行政・食育課「消費者の部屋」
ダイヤルイン:03-3591-6529