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INTERVIEW

2024.02.07

自身の歌声と向き合い、新たな“表現”に挑戦した1枚に!Liyuu、2ndアルバム『Soaring Heart』リリースインタビュー

自身の歌声と向き合い、新たな“表現”に挑戦した1枚に!Liyuu、2ndアルバム『Soaring Heart』リリースインタビュー

Liyuuの2ndアルバム『Soaring Heart』が2月7日にリリースされる。1stアルバム『Fo(u)r YuU』から約2年ぶりのフルアルバムには、アニメタイアップとなった「bloomin’」「TRUE FOOL LOVE」のほか、新曲が8曲収録されている。バラエティに富んだ楽曲で色んな表情を見せ、さらに1つステージが上がった2ndアルバムについて、たっぷり語ってもらった。

INTERVIEW & TEXT BY 塚越淳一

新曲8曲収録!様々な一面を見せる1枚に

――2年ぶりのアルバムリリースとなりますが、制作に入る前にコンセプトなどを考えたのでしょうか?

Liyuu 去年から海外でイベントがあったり地元でもライブができていたので、コロナが明けてきたこの段階でみんなの気持ちも感じつつ、さらに飛んでいきたいなと思って、“空”のイメージをテーマにしました。自分は上海出身で、デビューして1年くらいは日本と上海を行ったり来たりと飛んでいたので、今の自分の気持ちにも合っているなと思いました。

ーー声も出せるようになったり、以前の日常に戻りつつありますからね。また地元を行き来できるようになったのは嬉しいですね。

Liyuu はい、嬉しいです!

ーー2ndアルバム『Soaring Heart』は新曲がたくさんありますね。

Liyuu 新曲が8曲あって、1曲ずつ全部違う感じになっているのですが、リード曲の「Soaring Heart」に関しては、ちょうどデビューして何年か経って、今後の動きや展開がはっきりわかっていない段階で制作していた曲だったんです。迷い込んでいた気持ちが表れているのかなと思っています。

ーー新曲に関しては、どのように揃えていったのでしょうか。

Liyuu テーマを決めてから色々な曲を集めていただいて、その中から選んでいくという流れが多かったです。

ーー歌うのがかなり難しそうな曲もありましたよね。

Liyuu そうなんです。それは自分でもあとから歌ってみて気づいたんですけど……。

ーーかわいい楽曲も多かった印象です。

Liyuu ちょうど半々くらいの割合でかわいい曲がある感じだったと思います。

ーーそうですね。真ん中あたりにかわいい楽曲が続いていて、後半はカッコいい、新しさも感じる曲が続く流れだったのかなと思うのですが、ここでは新曲を中心にお話を伺っていければと思っています。まず表題曲の「Soaring Heart」ですが、迷いがありながらも、前向きな気持ちになれるような楽曲ですね。

Liyuu 最初にデモを聴いたときは、透明感があって、浮いている感じの素敵な曲だなって思いました。その中に幻想的な雰囲気も入っている感じで。そのあとにフルで聴かせていただいたときは歌詞もついていて、より深みのある曲になったと感じました。

ーーボーカルがすごく透明感があって美しかったのですが、声に関してはどのように作っていったのでしょうか。

Liyuu 毎回ディレクターさんとお話をして作り上げていくんですけど、気持ち的なところで歌い方を変えていったりしているんです。この曲は歌詞を考えながら歌っていったら、自然とこういうボーカルになっていきました。1番の歌詞は、自分でもすごく共感するところがあったんです。色々な目標があって、それに向かって歩き出す前って迷ったりするじゃないですか。探り探り前に進む感じがすごく歌詞に出ていて好きだなと思ったので、そういうところを考えながら歌っていきました。

ーーこの曲はMVもとても素敵でした。歌詞の“四角い窓が切り取った空”が、そのまま映像になっていて驚きました。

Liyuu 本当に歌詞にぴったりな場所でした!私も始めてロケ地を見たときに、びっくりしたんです。

ーーあの四角い窓って、開いているから雨も入ってくるんですよね?

Liyuu そうなんです。撮影日も、ロケ地に着いたときは超雨で。暗くて……爆雨(ばくあめ)?中国を直訳すると、爆と雨なんだけど日本語で何て言えば正解なのかがわからない……。

ーー豪雨ですかね?

Liyuu 豪雨っ!これから台風がくるんじゃないかっていうくらいやばかったんです。でも、ロケバスで10分くらい待っていたら超晴れて!でも、スタッフの皆さんは撮影の準備をしなければいけないじゃないですか。もうみんなびしょびしょで。撮れるかどうかもわからない状況だったんですけど、無事に晴れたので良かったです。本当に奇跡でした。

ーー天気が一番苦労したポイントでしたか?

Liyuu そこももちろん苦労したポイントなんですけど、最後のカットも苦労していて。青空を背景にして撮っているんですけど、実は屋上で撮ったので風がすごかったんです。あと日差しの問題もあって、かなり苦戦しながら撮影していました。

ーー出来上がった映像を見てどうでしたか?

Liyuu すごく良かったです!皆さんもたくさん観てくださって、再生数も伸びていたので嬉しかったです。

ーー続く楽曲「CuteBit」はキューピッドがテーマですが、読みは……。

Liyuu “キュートビット”です。最初に曲をいただいたときはタイトルもそのままキューピッドになっていたんですけど、そういうタイトルの曲ってたくさんあるじゃないですか。だから、少し変化をつけたいと色々考えて、このタイトルを提案しました。歌と歌詞を聴いて、ちょっとハネたりしている感じもあったので、キュートなビットだな!と思ったんです。

ーーLiyuuさんが考えたんですね!歌詞は意外な展開を見せますね。

Liyuu キューピッドの話なんですが、応援する側の子が、やっぱり自分も恋を味わいたいという気持ちになって。すごくドキドキする曲です。

ーー物語になっているから、景色が想像しやすいですよね。主人公を想像しながら歌ったのでしょうか?

Liyuu 歌うときはキャラになりがちなことが多いので、今回もキューピッドの気持ちで歌っていました。キューピッドって天使だから性別は関係ないなと思ったので、男性としても女性としても、この歌詞を読んで、自分に置き換えて共感してもらえるのかなと思いながら歌いました。レコーディングとしては「Soaring Heart」のあとに録った曲で、結構歌い方に悩んでいたんです。今まで、色んなかわいい曲を歌ってきたんですけど、テンションが上がると声が細くなるというクセがあったんですね。それを変えたいなと思ったので、この曲は変化をつけて歌っていました。

ーー自分の中でチャレンジがあった曲だったんですね。

Liyuu そうですね。すごくキュートな曲調だから、細くなった歌声だとあまりにもキャピキャピしてしまうかなと思って。

ーー続く「Warp to You」もすごくキャッチーで、歌詞は君に早く会いたいからワープしたい、みたいなかわいらしさが出ていました。

Liyuu やっぱりワープだから、ワープのスピード感みたいなのは出したいなと思ったのと、この曲の歌詞を見たとき、最初心配になったんですよ。なんだか自分との年齢差を感じたというか。主人公の子は、高校生くらいの年齢感だと思ったので、私に歌えるのかな?って思ったんです。

ーー確かに高校生っぽさはありますね。

Liyuu 今どきというか、若い子をイメージしますよね。なんというか、推し活に近い感じなのかもしれないなと思っていて。好きなアイドルさんのライブに行く前のドキドキする気持ち、みたいなものを表現しました。

ーー“光るスティック揺らして”という歌詞もあるし、ライブへ行く前はお洒落もしますからね。

Liyuu そうなんです。私のファンの皆さんも、すごくおしゃれを楽しんでいて、私とお揃いの服を着てくれていたり、男性もそうなんですけど、髪色を真似してくれていたり。女の子は髪型も真似してくれたりもしますね。そういうのはやっぱり嬉しいです。

ーー“わわわワープ(×3)”のところは、途中でフレンチポップみたいな感じになったり、変化もあってかわいらしかったです。

Liyuu ありがとうございます。そこも聴きどころだと思います!

ーーまだかわいいブロックは続きまして、「カナエルカナタ」はカッコがすごく多い曲でしたね。 

Liyuu カッコのところは、もうみんなにお任せしたいです。ライブのときはぜひ覚えてきてほしい!

ーーわちゃわちゃした曲なので歌うのは大変かなと思ったのですが、どうでしたか?

Liyuu この曲を聴いたときに、異世界っぽい感じというか、ちょっとファンタジーなメロディだなと思ったんです。かわいいブロックの曲全体を通して聴いていてもうるさく感じないようにしたいと思ったので、この曲もキャピキャピ感をなくしてレコーディングしていました。曲はノリノリなんですけど、ちゃんと声を届ける感じというか。

ーーカッコの掛け声のレコーディングはどうでしたか?

Liyuu 何パターンも録っていきました。セリフっぽいところとかも、いくつか録って。そこから選んでもらいました。

ーー完成した曲を聴いていかがでしたか?

Liyuu 今までこういう掛け声がある曲ってあまりなかったから、大丈夫かな?と思っていたんですけど、良かったです。結構私のファンの方はシャイな子が多いんですよ。前回のミニアルバム『koii』のときはミディアム系の曲が多かったので、みんなこの曲で盛り上がってくれるのかな?っていう心配もありつつ、ライブのときはみんなと一緒にこの曲を作っていけたらいいなと思っています。

ーーきっと全力の掛け声を聞かせてくれると思いますよ。

Liyuu できたら嬉しいなぁ。ライブで皆さんの声を聴くのが楽しみです!

ーーあと、最後が“めでたし!めでたしだ!”で終わるのが斬新で、ちょっと面白かったです(笑)。

Liyuu マネージャーさんも、最後の“めでたし!めでたしだ!”がお気に入りみたいで、頭から離れないみたいです(笑)。

ーー「ワンダーランド」もライブの景色も想像できる曲でした。ラップっぽいところもあって素敵でした。

Liyuu この曲は、宇宙で歌っているイメージをしてほしいかもしれない。空気がない感じというか。

ーー空気がないと、多分声も聴こえないですね。

Liyuu えー!(笑)でも、空気がなくても、銀河で声を届ける人です、私は。

ーー“乱反射 銀河の光”ですからね(笑)。

Liyuu この曲は間奏が長めになっているんですけど、トラックが映えるじゃないですか。私の曲の中でも初めて長めのトラックが入っているので、私のライブでもここはしっかり盛り上げたいなと思っています。でも、どんな感じになるんだろう……。煽ったり、何かやってみたいと思います。

ーー語りっぽいラップは、仮歌などを参考にして作っていくのでしょうか?

Liyuu 色々なパターンを探りながら録っていく感じだったと思います。仮歌もいただくんですけど、私の場合は変えて歌ってしまうことが多いので、どの曲も仮歌とは違うかもしれないです。

ーーこの曲もかなりライブで盛り上がりそうですね。

Liyuu クラップが入れられるようになっているので、歌っているときもずっとクラップしてくれたらいいなって思っています。

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新たな表現を手に入れて、“これから”を進むために

ーーそしてここから雰囲気がガラッと変わってくのですが、「Loving Loving」はダンスミュージックで、聴いていて体を揺らしたなるような曲でした。ちょっと脱力したボーカルがすごくカッコ良かったです。

Liyuu 歌い方は自分で決めていきました。もちろん意見はいただくんですけど、最終的には自分の気持ちが強いんです(笑)。最初はサビの歌い方を悩んでいて、最終的にちょっと空気が抜けたような感じで歌っていったんです。

ーー抜け感がいいですよね。こういう歌い方は馴染みのある感じなのですか?

Liyuu 自分の曲の中では、こういうふうに歌うのは初めてかもしれないです。だから聴いている方はすごくリラックスをして、余裕のある感じで聴いてくれたらいいなと思います。でも、これまでの自分のイメージはこういう感じではなかったと思うから、反応は気になりますね。

ーー歌詞に“次のステージへ”とありますが、本当に次のステージに行った感じ、また新たな一面が見られた感じはしました。

Liyuu 本当ですか!ありがとうございます。こういう曲調は、特に女の子のファンが喜んでくれていた感じがします。

ーー次の「六等星」はアルバムの中でも一番難しそうな曲でしたね。

Liyuu はい、難しかった……。レコーディングのときも、最初は通して歌えなかったんです。ブレスの位置を考える作業をして、最終的にこの形になったんですけど、この曲の仮歌はボーカロイドだったんですよ。

ーーなるほど、あまり人間が歌えるような感じではなかったんですね(笑)。

Liyuu 私、歌ったときに伸ばすところが長くなりがちなんですけど、その歌い方だと息を吸うところがなくなっちゃうんです。なので、色々と試行錯誤して、この歌い方になりました。神秘的で不思議な曲ですよね。

ーーこの曲の歌詞はどう思われましたか?

Liyuu 「六等星」ってどんな意味なんだろうと思って調べてみると、「一番暗い星、あまり見つからない星」ということだったので、だからこそこの神秘的な雰囲気になっていたし、悲しみや孤独感も含んだ曲と歌詞だなと思いました。

ーー最後は「purple and cycle」。この曲も構成が面白くて、メロディがたくさん出てくるのが印象的でした。なぜこれを最後の曲にしたのですか?

Liyuu 今までのバラードよりももう少し静かな感じの曲で、歌詞の最後も“おやすみ また明日”と終わるので、アルバムの締め括りにぴったりの曲だなと思って。この曲も、今までにない曲なんですけど、J−POPに近い感じがしました。

ーー2番からはラップになっていくところも、変化があってカッコよかったです。

Liyuu お洒落ですよね。静かなバラードだったところにラップが入ってくると、少しかわいく感じられるのかなって思いました。

ーーレコーディングはいかがでしたか?

Liyuu この曲のレコーディング前に想像していたのは、寝る前の感じというか。こういう静かな曲ってたくさんあると思うんですけど、歌詞を見て考えたのは、実際に隣にいる感じにしたいなっていうことで。

ーー遠くに届けるというよりは、近くで歌っている感じ?

Liyuu そうですね。寄り添って歌う感じにしたいと思いました。

ーーアルバムは、かわいらしいところから、お洒落でカッコいいところへ変わっていく感じが良かったですし、とてもLiyuuさんらしい作品になったのかなと思いました。

Liyuu 少しずつでもいいので毎回変化は付けたいと思っているので、それは出せているのかなって思いますね。でも、途中でコロナ渦もあって、1年くらい本当に思うように活動ができない期間もあったので、まだまだ全然できていないことがたくさんあるんです。だからまだ“始まり”というか、“これから!”という感じでいます。

ーー今後の展開を楽しみにしています。そして、早速4月13日からは“Liyuu Concert TOUR 2024『My Soaring Heart』”もスタートしますね。今回は声出しが可能のライブとなります。

Liyuu やっぱりわたしのファンの方ってシャイな子が多いから、みんな声を出して楽しんでほしいです。今回は新曲が盛りだくさんなので、初披露の曲をたくさん歌っていきたいなと思っています。今回のツアーファイナルの名古屋公演は初めてのライブハウスなので、それも楽しみです。


●リリース情報
Liyuu 2ndアルバム
『Soaring Heart』
2024年2月7日(水)発売

【通常盤】

品番:LACA-25072
価格:¥3,300(税込)

【初回限定盤】

品番:LACA-35072
価格:¥4,620(税込)

<INDEX>
1.Soaring Heart
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:Aira(Dream Monster)
2.bloomin’
作詞:しらゆき美優 作曲・編曲:白戸佑輔
3.TRUE FOOL LOVE
作詞・作曲:TAKUYA 編曲:本間昭光
4.CuteBit
作詞・作曲・編曲:5u5h1
5.Warp to You
作詞・作曲・編曲:PandaBoY
6.カナエルカナタ
作詞・作曲・編曲:金山秀士(Dream Monster)
7.ワンダーランド
作詞・作曲・編曲:picco
8.Loving Loving
作詞・作曲:MOMO 編曲:MOMO , Carlos K.
9.六等星
作詞:児玉雨子 作曲・編曲:JUVENILE
10.purple and cycle
作詞:かわいあこ , 星 銀乃丈 作曲・編曲:星 銀乃丈

[BD]※初回限定盤のみ
01. Soaring Heart Music Clip
02. Making of Soaring Heart Music Clip
初回生産分封入特典:フォトカード(全3種のうちランダムで1種)※初回限定盤のみ

●ライブ情報
Liyuu Concert TOUR2024「My Soaring Heart」
4月13日(土)千葉 森のホール21
4月21日(日)大阪 松下IMPホール
4月29日(月・祝)愛知 ダイアモンドホール

関連リンク

Liyuu
公式サイト
http://liyuu0109.com/

公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/Liyu0109

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