内容説明
深刻なイジメやあいつぐ少年事件。その背景には、過去10年余りの間に、劇的に発展したメディアの影響があった。オウム真理教による一連の事件が人々の記憶から風化していくなかで、当時繰り返し流されたニュース映像を見続けた子どもたちの心は、大人が気づかない間に蝕まれていた。インターネットや携帯電話など、個人に向けて発信されるメディアからの情報が氾濫する現代、親はわが子をどう守っていけばいいのか?TVでは言えなかったメディアの危険性に対する警告。
目次
第1章 少年事件から浮かび上がってきたもの
第2章 視覚メディアにさらされる日常
第3章 壊れていく子どもの世界
第4章 他者を受け入れられない子どもたち
第5章 神秘にハマる若者たち―オウム事件に学べ
第6章 有田芳生のネット談義序盤戦―「我が子にネットをどう使わせるのか?」対談・有田芳生VS五十嵐茂
第7章 有田芳生のネット談義中盤戦―「インターネットで結ばれた新しい人間関係」対談・有田芳生VS五十嵐茂
第8章 有田芳生のネット談義終盤戦―「インターネットは誰もが表現できる場所である」対談・有田芳生VS五十嵐茂
人間連鎖の復興を求めて―あとがきにかえて
著者等紹介
有田芳生[アリタヨシフ]
1952年、京都府生まれ。出版社勤務を経て、フリーとなり、「朝日ジャーナル」で霊感商法批判キャンペーンに参加。「週刊文春」などで統一教会報道。都はるみ、テレサ・テンなどの人物ノンフィクションを執筆。テレビ番組のコメンテーターを続けた後、2007年の参議院選挙では新党日本から立候補する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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