内容説明
1932年5月14日、来日したチャップリンは大歓迎を受けていた。翌日には、自分が日本を揺るがす大事件に深く関わることになるとも知らず…。事件の裏で糸を引くナチスとの暗闘。そして、ヒトラーとの宿命的な対決の時が迫る―。映画『独裁者』に秘められた、チャップリンの熱い思いとは?史実を大胆に解釈。深い感動を呼ぶ、傑作歴史ミステリー。
著者等紹介
川田武[カワタタケシ]
1941年京都生まれ。京都大学卒業後、テレビディレクターとして、主に報道番組、ノンフィクション番組の制作にあたる。’74年早川書房SFマガジンコンテストに「クロマキーブルー」で第一位入選
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソフィア
5
読書メーターで調べ、こんなにも読んでいる方が少ないのか!と驚いています。昭和史と西洋史を絡めた長編歴史ミステリーとあるので、読もうとする方が少ないせいかもしれませんが、少し残念です。ミステリーとありますが、その謎の解き方は非常にフィクション的なものです。五・一五事件当時、日本にいたというチャップリン。あの独裁者、ヒトラーと似て非なる人生を歩いた彼が、なぜ五月十五日に日本にいたのか。ミステリーと思わずに読んだ方が良いかもしれません。2016/10/24
よねよね
0
★★★☆☆タイトルに惹かれて昔買いました。面白かったです。チャップリンて中学校の英語の教科書でアインシュタインと写ってる写真のあまりにも男前な顔に衝撃を受けました。その印象が強くて話の筋とか考えずに読んだら、まあ面白い✨ちょっと歴史にも関心を持つようになりました。