医療用医薬品 : ジャカビ |
List Top |
総称名 | ジャカビ |
---|---|
一般名 | ルキソリチニブリン酸塩 |
欧文一般名 | Ruxolitinib Phosphate |
製剤名 | ルキソリチニブリン酸塩錠 |
薬効分類名 | ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤 |
薬効分類番号 | 3999 4291 |
ATCコード | L01EJ01 |
KEGG DRUG |
D09960
ルキソリチニブリン酸塩
|
KEGG DGROUP |
DG02020
JAK阻害薬
DG01985
疾患修飾性抗リウマチ薬 (DMARD)
|
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
---|---|---|---|---|---|
ジャカビ錠5mg | JAKAVI Tablets | ノバルティスファーマ | 4291034F1029 | 4074.2円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
ジャカビ錠10mg | JAKAVI Tablets | ノバルティスファーマ | 4291034F2025 | 8185.6円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
血小板数注) | 開始用量 |
20万/mm3超 | 1回20mg1日2回 |
10万/mm3以上20万/mm3以下 | 1回15mg1日2回 |
血小板数 | 1回あたりの用量(1日2回) | ||||
25mg | 20mg | 15mg | 10mg | 5mg | |
10万/mm3以上12.5万/mm3未満 | 20mg | 変更なし | |||
7.5万/mm3以上10万/mm3未満 | 10mg | 10mg | 10mg | 変更なし | |
5万/mm3以上7.5万/mm3未満 | 5mg | 5mg | 5mg | 5mg | 変更なし |
5万/mm3未満 | 休薬 |
血小板数 | 5万/mm3以上、10万/mm3未満 | 減量 |
5万/mm3未満 | 休薬 | |
ヘモグロビン | 8g/dL以上、12g/dL未満 | 減量 |
8g/dL未満 | 休薬 |
血小板数 | |
1.5万/mm3以上2万/mm3未満 | 1段階減量する。減量後7日以内に2万/mm3以上に回復した場合は、減量前の用量を再開してもよい。 減量後7日を過ぎても2万/mm3以上に回復しない場合は、1段階減量を維持する。 |
1.5万/mm3未満 | 2万/mm3以上になるまで休薬し、休薬前の用量注)から1段階減量して投与を再開する。 |
好中球数 | |
500/mm3以上750/mm3未満 | 1段階減量する。1,000/mm3超に回復した場合は、減量前の用量を再開する。 |
500/mm3未満 | 500/mm3を超えるまで休薬し、休薬前の用量注)から1段階減量して投与を再開する。1,000/mm3超に回復した場合は、休薬前の用量注)を再開してもよい。 |
総ビリルビン上昇:移植片対宿主病に伴う肝病変を有さない場合 | |
3×ULN超、5×ULN以下 | 3×ULN以下になるまで、1段階減量する。 |
5×ULN超、10×ULN以下 | 3×ULN以下になるまで最長14日間休薬する。14日以内に3×ULN以下に回復した場合は、休薬前の用量注)で投与を再開してもよい。14日を過ぎても3×ULN以下に回復しない場合は、休薬前の用量注)から1段階減量して投与を再開する。 |
10×ULN超 | 3×ULN以下になるまで休薬し、休薬前の用量注)から1段階減量して投与を再開する。 |
総ビリルビン上昇:移植片対宿主病に伴う肝病変を有する場合 | |
3×ULN超 | 3×ULN以下になるまで、1段階減量を継続する。 |
強力なCYP3A4阻害剤 イトラコナゾール リトナビル クラリスロマイシン等 [16.7.1参照] | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、CYP3A4阻害作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。やむを得ず強力なCYP3A4阻害剤と本剤を併用投与する場合には、本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。 | これらの薬剤の強力なCYP3A4阻害作用により、本剤の代謝が阻害されると考えられる。 |
CYP3A4及びCYP2C9を阻害する薬剤 フルコナゾール等 | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 | これらの薬剤の2つの代謝酵素(CYP3A4及びCYP2C9)の阻害作用により、本剤の代謝が阻害されると考えられる。 |
CYP3A4阻害剤 エリスロマイシン シプロフロキサシン アタザナビル ジルチアゼム シメチジン等 [16.7.2参照] | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、CYP3A4阻害剤と本剤を併用投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。 | これらの薬剤のCYP3A4阻害作用により、本剤の代謝が阻害されると考えられる。 |
CYP3A4誘導剤 リファンピシン フェニトイン セイヨウオトギリソウ〔St.John's Wort(セント・ジョーンズ・ワート)〕含有食品等 [16.7.3参照] | 本剤の血中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱する可能性があるので、CYP3A4誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。 | これらの薬剤のCYP3A4誘導作用により、本剤の代謝が促進されると考えられる。 |
5%以上 | 1〜5%未満 | 1%未満 | |
感染症 | − | 肺炎、敗血症 | サイトメガロウイルス感染、BKウイルス感染 |
血液及びリンパ系障害 | 白血球数減少 | − | − |
代謝及び栄養障害 | − | 体重増加、高コレステロール血症 | 高トリグリセリド血症、体液貯留、低カルシウム血症、食欲減退 |
精神障害 | − | 不眠症 | − |
神経系障害 | − | 頭痛、浮動性めまい | 末梢性ニューロパチー、錯感覚 |
心臓障害 | − | − | 動悸 |
血管障害 | − | 高血圧 | − |
呼吸器系障害 | − | 鼻咽頭炎、呼吸困難、咳嗽 | ラ音 |
胃腸障害 | 下痢 | 悪心、腹痛、嘔吐、便秘、腹部膨満、口内炎、鼓腸 | 口内乾燥、口腔内潰瘍形成、消化不良、上腹部痛、リパーゼ上昇、アミラーゼ上昇 |
肝胆道系障害 | − | γ-GTP増加、ALP増加、血中ビリルビン増加 | − |
皮膚及び皮下組織障害 | − | 挫傷 | 発疹、寝汗 |
筋骨格系障害 | − | 筋痙縮、四肢痛、筋肉痛、関節痛 | 骨痛、背部痛、血中CPK上昇 |
腎及び尿路障害 | − | 血中尿素増加、血中クレアチニン上昇 | − |
全身障害 | − | 末梢性浮腫、無力症、発熱、疲労 | − |
臨床検査 | − | − | APTT延長 |
投与量 | Cmax(nmol/L) | Tmax注)(h) | T1/2(h) | AUCinf(h・nmol/L) | CL/F(L/h) |
10mg(n=8) | 621±107(613) | 0.5(0.25-1.5) | 3.18±1.31(2.98) | 2,290±914(2,160) | 15.9±4.89(15.1) |
25mg(n=8) | 1,450±718(1,320) | 0.5(0.25-1.5) | 2.51±0.638(2.44) | 4,020±1,220(3,830) | 22.6±9.09(21.3) |
50mg(n=8) | 2,380±495(2,330) | 0.5(0.25-1.5) | 2.86±0.542(2.81) | 8,650±2,230(8,430) | 19.8±4.20(19.4) |
100mg(n=8) | 5,430±1,260(5,300) | 0.5(0.25-1.5) | 3.40±0.907(3.28) | 22,600±7,780(21,500) | 15.9±4.94(15.2) |
投与量 | 反復投与 | Cmax(nmol/L) | Tmax注)(h) | AUC0-12h(h・nmol/L) | AUC0-12h比(7日目/初日) |
10mg(n=8) | 1日目 | 577±70.8(573) | 0.375(0.25-1.0) | 1,920±678(1,830) | − |
7日目 | 587±187(562) | 0.5(0.25-1.0) | 2,180±949(2,040) | 1.12±0.117(1.11) | |
25mg(n=8) | 1日目 | 1,200±357(1,160) | 0.5(0.25-1.5) | 3,600±838(3,500) | − |
7日目 | 1,290±271(1,260) | 0.5(0.25-0.5) | 3,720±864(3,620) | 1.03±0.0568(1.03) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/04/17 版 |