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クエリ検索: "口腔衛生"
10,238件中 1-20の結果を表示しています
  • 米山 武義, 相羽 寿史, 太田 昌子, 弘田 克彦, 三宅 洋一郎, 橋本 賢二, 岡本 浩
    日本老年医学会雑誌
    1997年 34 巻 2 号 120-124
    発行日: 1997/02/25
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    特別養護老人ホーム入所者4名に対し3カ月間にわたって
    口腔衛生
    指導と, 徹底したプロフェッショナル・オーラル・ヘルス・ケア (POHC) を行なったところ, プログラム開始後1カ月目より歯垢および歯肉炎が減少し, 研究終了時には歯垢付着, 歯肉炎が当初のそれぞれの1/3, 1/9まで著明に改善をした. 一方入所者本人に
    口腔衛生
    を任せ, 指導を含む一連の
    口腔衛生
    プログラムを行なわなかったグループ5名では, この間歯垢付着, 歯肉炎ともに全く変化が観られなかった. このことから専門職による定期的な
    口腔衛生
    プログラムは歯肉炎改善のためにきわめて有効であることが示唆された.
  • 吉井 初美, 北村 信隆, 齋藤 秀光, 赤澤 宏平
    総合病院精神医学
    2013年 25 巻 3 号 268-277
    発行日: 2013/07/15
    公開日: 2016/12/28
    ジャーナル フリー

    健康への悪影響が懸念される精神保健分野の課題の1つであり,かつ障害予防歯科における課題でもある精神障害者の

    口腔衛生
    問題に関し,統合失調症患者に対する
    口腔衛生
    支援の促進をめざし,1)国内外の文献による統合失調症患者における
    口腔衛生
    研究動向を概観し,2)今後のわが国の統合失調症患者に対する効果的な
    口腔衛生
    支援のあり方と課題を考察した。

    国内研究では事例報告と

    口腔衛生
    調査結果が示されていた。国外研究では,
    口腔衛生調査結果と統合失調症に特有の口腔衛生
    に関する概説とが示されていた。それらの内容検討から,
    口腔衛生
    指導に関する疫学研究の促進,および
    口腔衛生
    指導の実践・導入のための組織的な支援体制の整備,さらにわが国の精神保健医療福祉システムに則した効果的な支援方法の検討が必要であると考えられた。

  • 吉武 美奈, 清水 純子, 吉澤 久美子, 兼子 隆次, 加藤 大也, 澤井 喜邦, 松本 早苗, 片桐 泰子
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2009年 58 巻 23-03
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/03/19
    会議録・要旨集 フリー
    当院では以前より糖尿病患者のいわゆる糖尿病教育入院 が実施されてきた。これは,医師,看護師,薬剤師,栄養 士らがチームを組み,生活習慣病としての疾患の理解と, 投薬や食生活などをクリニカルパスに基づいて指導ならび に治療を進めている。さらに教育のモチベーションをより 高める一環として約3年前より同じく生活習慣病である歯 周病を取り上げ,本プログラムに導入することとなった。 これにより歯科衛生士として
    口腔衛生
    管理および指導をす るようになった。今回は歯科衛生士の立場より糖尿病教育 入院における
    口腔衛生
    指導の意義について検討したので報 告する。 2006年3月から2008年5月までに当院において糖尿病教 育入院した2型糖尿病患者152名を調査の対象とした。調 査項目は問診(食事回数や
    口腔衛生
    の関心度など),口腔 内診査と歯周病関連検査(残存歯数,歯周ポケットの深 さ,プロービング時の出血歯率,プラーク付着状況など) および,
    口腔衛生
    指導後にアンケート調査(満足度や関心 度)である。 結果は血糖コントロールが不良な群はプラークスコア, 歯周ポケットの深さが共に不良であった。実施したアン ケートより,これを裏付けるように血糖コントロールが不 良な群ほど,
    口腔衛生
    の関心度が低い傾向がみられた。指 導を行うことによって食生活や
    口腔衛生
    への関心ある一定 の割合で高めることができたと思われた。 一方,反省としては食事の事情に基づいた
    口腔衛生
    指導 が充分に行うことができなかった。今後は栄養士とより連 携を密に指導にあたるように努めたい。
  • 三好 早苗, 松本 厚枝, 杉山 勝
    口腔衛生
    学会雑誌

    2019年 69 巻 3 号 143-146
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/08/10
    ジャーナル フリー

     平成30年7月豪雨において広島県竹原市では,広範囲かつ長期の断水が発生し,断水の影響を受けた地域住民の

    口腔衛生
    状態の悪化が懸念された.そこで,竹原・豊田地区地域歯科衛生士会では,被災地域住民に対して,災害時の
    口腔衛生
    管理について伝える方法を検討し,ケーブルテレビを活用した
    口腔衛生
    管理に関する啓発活動と,断水地域の小学校での歯科保健指導を行った.本稿では,その活動内容について報告する.

     ケーブルテレビを活用した災害時の

    口腔衛生
    管理に関する啓発活動では,公益社団法人日本歯科医師会が制作した動画「災害時の歯みがき方法」の放送を地域のケーブルテレビ局へ依頼し,断水が完全に復旧するまでの期間,延べ約60回放送された.さらに,断水地域の3つの小学校の児童を対象に,災害時の歯みがき方法を実習形式で指導し,総数128名の児童と34名の教職員が参加した.

     災害における断水は長期化すると

    口腔衛生
    状態の悪化だけでなく,全身の健康にも影響を与える.しかし,災害時の
    口腔衛生
    管理の重要性について一般的にはまだ浸透しておらず,歯科界からの発信と啓蒙が必要であるとされている.災害支援として,避難所だけでなく,地域全体へ向けた
    口腔衛生
    管理の啓発は重要であり,歯科衛生士はその役割を担うことができると考える.今回報告した災害時の地域歯科保健活動が今後拡がることを期待する.

  • 松崗 操一
    家事と衛生
    1928年 4 巻 1 号 19-21
    発行日: 1928/01/01
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 荒木 完途, 杉田 之宏, 水上 勝義
    リハビリテーション連携科学
    2020年 21 巻 2 号 150-157
    発行日: 2020/12/25
    公開日: 2021/06/01
    ジャーナル フリー

    【目的】回復期リハビリテーション病棟に入院中の口腔乾燥症を有し口腔ケアが自立して行える患者に対して, 行動分析学的フィードバックとマウススプレーを用いた

    口腔衛生
    管理の影響の有効性を検討することを目的とした. 【方法】ランダム化二重盲検並行群間比較試験として実施し, 回復期リハビリテーション病棟に入院中の患者10名を対象に, γ-PGA マウススプレーを配布し
    口腔衛生
    管理を実施する群と, 同条件で行動分析学的フィードバックを中心とした
    口腔衛生
    管理を実施する群に割り当て, 研究開始時と4週間後のデータを解析した. 【結果】全体の40%が口腔乾燥症から寛解した. 行動分析学的フィードバックがあった群では60%が口腔乾燥症から寛解した. 口腔の全体的な状態を示す評価に有意な差が認められた. 【結論】口腔乾燥症を有する患者に対して行動分析学的フィードバックとマウススプレーを用いた
    口腔衛生
    管理は有効な対策である可能性が示唆された.

  • 多田 理佐, 三邉 正樹, 秋山 友理恵, 財津 愛, 稲田 潤一郎, 森田 奈那, 浮地 賢一郎, 野村 武史, 河野 通良, 高橋 愼一, 松浦 信幸
    日本口腔内科学会雑誌
    2021年 27 巻 2 号 43-51
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー
    口腔粘膜疾患患者は出血や疼痛によりセルフケアが困難となり,
    口腔衛生
    状態が不良となりやすい。さらにステロイド治療による口腔内の2次感染が懸念される。これまでに
    口腔衛生
    管理の重要性は報告されているが,病勢との関連性を詳細に検討した報告は少ない。本研究では,尋常性天疱瘡(PV)または口腔扁平苔癬(OLP)によりセルフケアが困難となった15名(PV:5名,OLP:10名)を対象に,病勢および
    口腔衛生
    状態の評価を行い検討した。PVにおいて,病勢と
    口腔衛生
    状態の間に強い相関(r=0.751,P<0.01)が見られた。一方,OLPでは相関を認めなかった(r=0.233,P>0.05)。
    PVでは,
    口腔衛生
    管理が病勢の悪化とステロイド治療による2次感染を予防できる可能性があるため,歯科衛生士がPVの急性期に介入することが重要であると考えられた。OLPでは,口腔前庭狭小や患者背景などの増悪因子が
    口腔衛生
    管理の有効性に影響を与える可能性があるため,増悪要因の除去と患者個々にあった口腔管理が重要であると考えられた。
  • 橋本 静雄
    家事と衛生
    1928年 4 巻 5 号 62-69
    発行日: 1928/05/01
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 山下 喜久, 神戸 美幸, 山崎 美貴子, 山口 佳子, 大谷 一郎, 白浜 立二, 安東 美幸, 宮崎 秀夫, 竹原 直道
    九州歯科学会雑誌
    1989年 43 巻 2 号 360-364
    発行日: 1989/04/25
    公開日: 2017/12/21
    ジャーナル フリー
    九州歯科大学学部3年時に行われている, 歯周組織の各種診査やブラッシング法習得実習が, 学生の
    口腔衛生
    状態に与える影響について調べた.その結果, 歯肉の炎症は, 実習後次第に改善されていた.このことは, 歯周組織に関連した
    口腔衛生
    実習の重要性を示唆している.
  • 中野 由, 小幡 純子, 西山 毅, 長田 恵美, 山口 泰平, 鶴田 実穂, 於保 孝彦
    口腔衛生
    学会雑誌

    2019年 69 巻 1 号 43-47
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/02/10
    ジャーナル フリー

     症例は68歳の男性で,鹿児島大学病院にて食道癌stage Ⅱに対する手術および化学放射線療法施行後,繰り返す誤嚥性肺炎を認めていた.化学放射線療法から3年後に両側反回神経麻痺の診断のもと緊急入院,気管切開が施行され,術後,気管カニューレ管理となり退院したが,その後も誤嚥性肺炎による入退院を繰り返していた.誤嚥性肺炎予防を目的として,気管カニューレをレティナへ変更すると同時に

    口腔衛生
    管理にて経過観察を行う方針となり口腔保健科へ紹介された.

     初診時の患者の

    口腔衛生
    状態は極めて不良であり,また口腔内細菌が誤嚥性肺炎発症に関連しているという認識は低かった.まずは誤嚥性肺炎の知識に関する患者教育を行い,徹底したプラークコントロールを実現するために本人および配偶者へのブラッシング指導を行ったところ,徐々に
    口腔衛生
    状態の改善を認めた.気管カニューレの変更および歯科管理の開始から現在まで,食道狭窄に起因する肺炎の再発を認めたが,
    口腔衛生
    管理の点からは患者の満足度は高く保たれている.

     誤嚥性肺炎による入退院を繰り返していたという過去の経緯から,

    口腔衛生指導が正の強化因子として口腔衛生
    習慣の動機付けに機能したこと,ADLが自立している患者本人のセルフケアだけではなく配偶者による献身的なケアの有効性が確認されたこと,さらに周術期口腔機能管理における退院後のフォローの重要性を再認識した.

  • 境 脩, 川口 陽子, 平田 幸夫
    口腔衛生
    学会雑誌

    2001年 51 巻 3 号 315-319
    発行日: 2001/07/30
    公開日: 2017/12/08
    ジャーナル フリー
    各大学の予防歯科学・
    口腔衛生
    学の教育目標や予防歯科学・
    口腔衛生
    学の教育のなかで,フッ化物に関する教育がどのように位置付けられているかを把握することを目的として,日本
    口腔衛生
    学会フッ化物検討委員会は,平成10年9月に全国の29歯科大学・歯学部を対象に,フッ化物に関する教育について質問票調査を行った。予防歯科学・
    口腔衛生
    学の時間数は,大学により講義・実習ともかなりの差が認められた。また,フッ化物に関する教育も,大学により時間数や内容に関して大きな差が認められた。今回の教育調査により,各大学のフッ化物教育に関する時間数や内容の差異が明らかになったが,各大学での教育は歯科学生の知識や態度にどのような影響を及ぽすのか,さらに検討を行う必要があるだろう。また,他の講座においてもフッ化物の講義が行われていたので,教育は連携して進めていくことが望ましいと思われる。今回,「他の講義内容は知らない」と回答した大学もあったが,フッ化物に関する教育は,予防歯科学・
    口腔衛生
    学講座が中心となって,他の講座と調整しながら実施することが理想である。これまで日本においてフッ化物応用の普及が低かったことは,歯科学生への教育が不十分であったと反省せざるをえない。フッ化物応用の普及率を向上させるため効果的に教育を行うには,講義方法,講義形式,実習内容等の工夫を行うことが必要である。また,単にフッ化物に関する知識を与えるだけではなく,実際に臨床や公衆衛生現場でフッ化物を応用できるようになり,人々に対して積極的にフッ化物応用を推進していく姿勢をもつような歯科医師養成が望まれる。このような教育を行うには,どのようなカリキュラムがよいのか,諸外国の例を参考にし,講義や実習との関連性も含めて日本
    口腔衛生
    学会は検討していくべきである。学会のなかに教育部会を設置して,教員研修プログラムを企画し,また,国内留学制度を設けて大学間の教育者交流を行っていくことも重要と考えられる。各大学の予防歯科学・
    口腔衛生
    学の教育目標や予防歯科学・
    口腔衛生
    学の教育のなかで,フッ化物に間する教育がどのように位置付けられているかを調査していくことは,今後必要であると考えられた。
  • 摂食状態, 口腔衛生状態, RSST・フードテストについて
    田村 文誉, 水上 美樹, 綾野 理加, 石田 瞭, 大久保 真衣, 原 明美, 萬屋 陽, 大河内 昌子, 向井 美惠
    昭和歯学会雑誌
    2001年 21 巻 1 号 92-96
    発行日: 2001/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    要介護高齢者108名を対象とし, 歯科衛生士による専門的口腔ケアの介入程度について3群に分類した.対象者に対し, 介入前と介入2か月後, 4か月後の3時点において, 歯科医師, 歯科衛生士が口腔内診査および機能検査を行った.そのうち, 経管栄養2名を除し, 非介入のA群31名, 器質的口腔ケア介入のB群34名, 器質的・機能的口腔ケア介入のC群41名の3群における専門的口腔ケア介入の効果について検討した.その結果, 以下の知見を得た.1.食べこぼしの頻度は, ほとんどこぼさない者はA群において, 介入前の30名中18名 (60.0%) から, 2か月後には13名 (43.3%), 4か月後には9名 (30.0%) へ減少していた.介入前と4か月後とを比較すると, 5%の危険率で有意差がみられた.B群において, 食べこぼしが頻繁な者は, 介入前の33名中11名 (33.3%) から2か月後には7名 (21.2%), 4か月後には1名 (3.0%) に急激に減少した.介入前と4か月後とを比較すると, 1%の危険率で有意差がみられた.2.舌苔の付着状態は, 「なし」か「わずかにみられる」者がB群では, 介入前の34名中12名 (35.3%) から, 2か月後には25名 (73.5%), 4か月後には30名 (88.2%) と急激に増加した.介入前と2か月後とを比較すると5%, 4か月後とを比較すると1%の危険率で有意差がみられた.以上の結果より, 歯科衛生士による専門的口腔ケアは, 要介護高齢者の口腔の衛生状態や摂食・嚥下機能の維持・増進に寄与することが示唆された.
  • 山口 喜一郎, 原田 真澄, 平塚 正雄
    老年歯科医学
    2021年 35 巻 Supplement 号 70-74
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/04/19
    ジャーナル フリー

     緒言:認知症患者では,セルフケアの困難性からう蝕や歯周病が進行し,残存歯数の減少,咬合支持の喪失,義歯使用困難が生じる。さらに栄養状態が低下し,認知症の進行へとつながる。今回,多職種連携により

    口腔衛生
    状態と栄養状態が改善した,中等度認知症患者の症例を経験したので報告する。

     症例:中等度アルツハイマー型認知症の80歳男性。痛みのある歯の治療と入れ歯を使えるようにしてほしいとの長女の希望で当科受診。

    口腔衛生
    状態の改善と義歯修理を目的に治療を行った。

     経過:セルフケアは困難であったため,長女と介護サービスと連携し,

    口腔衛生
    状態の改善と維持を行った。義歯修理後,義歯を使用しての食事が可能となり,2カ月後には
    口腔衛生
    状態の改善が認められ,4カ月後には栄養状態の改善が認められた。

     考察:口腔機能訓練が困難な中等度認知症患者であっても,義歯を装着し,咀嚼能力が向上することで,栄養状態が改善することが示唆された。また

    口腔衛生
    状態の改善には,介護者の協力が必要であるが,負担を減らす配慮が必要となる。本症例では,医療,介護,福祉における多職種との連携・協働を図るよう口腔健康管理を計画し,実践したことが
    口腔衛生
    状態の改善につながった。今後も,患者・家族・介護とかかわりを絶やさない継続した口腔健康管理を行っていくことが,改善された
    口腔衛生
    状態や栄養状態を維持し,QOLの向上・維持に寄与すると考える。

  • 伊藤 康雅
    耳鼻咽喉科展望
    2002年 45 巻 3 号 226-234
    発行日: 2002/06/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 稗田 豊治, 矢尾 和彦, 神原 修, 櫛田 雄一, 土居 将男, 船越 禧征, 大原 義雄
    日本口蓋裂学会雑誌
    1979年 4 巻 1 号 59-64
    発行日: 1979/07/25
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    唇裂口蓋裂患者は一般正常児に比較して,歯離虫罹患性が高く,趨再蝕は重症であり,そのために歯列や顎の正常な発育が妨げられ,将来の補綴処置や矯正治療に際して甚大な影響があるといわれている.しかし,欧米においては,唇裂口蓋裂患児の騙蝕罹患率は正常児と変わらないといわれており1),なかには,Stephen,K,W,2)のように十分な歯離虫抑制処置を施せば歯離虫の発現は正常児よりもはるかに少なくなるという報告もある.
    私たちは,昭和50年9月から昭和53年4月までの2年6ケ月間に兵庫県立こども病院を訪れた唇裂口蓋裂患者258名に対して
    口腔衛生
    指導を行い,初診時と活動開始後2年6カ月経過した昭和53年3月の時点における爾蝕罹患状態を比較検討した結果,以下の結論を得た.
    唇裂口蓋裂患者は無歯期のうちに,親に簡単な
    口腔衛生
    の知識を与えておくと,鯖蝕罹患者率は正常児とほぼ同程度になり,これらの患児に
    口腔衛生
    指導を継続することによって歯爵蝕罹患者率, def歯率ともに減少することが判った.このため,唇裂口蓋裂患児にできるだけ早期から
    口腔衛生
    指導を開始し,継続することが,騙蝕予防の上で不可欠であると考えられる.
  • 第3報 弗素投与家兎の耳下線及び顎下線中弗素含有量
    太田 正利
    日本薬理学雑誌
    1957年 53 巻 6 号 991-994
    発行日: 1957/11/20
    公開日: 2010/07/09
    ジャーナル フリー
  • 中嶋 千惠, 山本 一彦, 青木 久美子, 桐田 忠昭
    老年歯科医学
    2018年 33 巻 2 号 70-78
    発行日: 2018/09/30
    公開日: 2018/10/27
    ジャーナル フリー

     

    口腔衛生
    管理は口腔内への細菌の飛散を伴う。そのため要介護者において汚染物の回収は重要であるが,統一された手技はない。今回われわれは,
    口腔衛生
    管理の手技としてのスポンジブラシによるふき取り操作が,吸引器を併用した口腔清掃時に
    口腔衛生
    の改善に有効な手技となりうるか検討した。対象は介護療養病床に入院中の要介護高齢者62名とした。昼食後に歯科衛生士により
    口腔衛生
    管理が施行された。舌背の細菌は
    口腔衛生
    管理開始前,歯・粘膜の清掃後のスポンジブラシによるふき取り前,スポンジブラシによるふき取り後の3時点に採取し,細菌数は細菌カウンタ(パナソニックヘルスケア社製)で測定した。舌背の細菌数は,3時点で統計学的に有意差が認められた。スポンジブラシでのふき取り操作は,吸引器を併用した口腔清掃後に細菌数を有意に減少させた。
    口腔衛生
    管理開始前の細菌数は,患者背景が非経口摂取,残存歯数10以上で有意に多かった。
    口腔衛生
    管理開始前の細菌数が多いと,ふき取り操作は有意に細菌数を減少させた。
    口腔衛生
    管理開始前の細菌数が少ないと,細菌数は歯・粘膜の清掃後にいったん増加し,ふき取り操作によって
    口腔衛生
    管理前より減少した。これらの結果より,スポンジブラシでのふき取り操作は清掃時に吸引器を併用していても,口腔清掃で拡散された汚染物の回収に有効な手技となりうると考えられた。

  • 藤田 良甫
    日本口腔科学会雑誌
    1957年 6 巻 4 号 444-448
    発行日: 1957年
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
  • 金子 憲司
    化学と教育
    1990年 38 巻 6 号 644-647
    発行日: 1990/12/20
    公開日: 2017/07/13
    解説誌・一般情報誌 フリー
    現代の社会生活においては, 誰もが, 口もとを美しく, 口中をさっぱり, すっきりさせたい, そうすることにより精神的にリラックスしたいという感覚面と, 虫歯や歯周疾患の予防という歯科保健の両面で,
    口腔衛生
    の意識が高まり, 歯磨剤, 洗口剤, 口中清涼剤など多くの製品が各家庭で使われている。ここでは
    口腔衛生
    製品が, 口腔内の不潔から起こる有害な作用をどのように防ぎ, 口腔内を清潔に, 健康に, そして美しく保っているのかを歯磨剤を中心に化学的な一面から解説する。
  • 活発な社会活動を行っている者に関して
    山口 雅庸, 大塚 寿樹, 石山 直欣, 渡辺 郁馬, 大竹 登志子
    老年歯科医学
    1988年 2 巻 1 号 65-73
    発行日: 1988年
    公開日: 2014/02/26
    ジャーナル フリー
    1987年3月に, 社会活動を活発に行っている老年者の口腔実態を調査した。
    調査対象群は武蔵野市て社会活動を活発に行っている65歳以上の老年者56名て, うち男性は21名, 女性は35名てあった。
    調査方法はインタヒュー形式のアンケートおよひ口腔診査とした。調査結果は,(1) 平均年齢は724歳てあった。うち, 男性は最若年齢か66歳, 最高年齢か84歳, 平均か748歳てあり, 女性は最若年齢か65歳, 最高年齢か82歳, 平均か710歳てあった。 (2) 現在歯数は最低か0歯, 最高か30歯, 平均か195歯てあった。うち, 男性は最低か79歳の0歯, 最高か66歳の30歯, 平均か167歯てあり, 女性は最低か71歳の0歯, 最高か76歳の29歯, 平均か164歯てあった。このうち現在歯数か20歯以上の例は25名45%, うち男性か9名43%, 女性か16名46%てあった。 (3) 平均現在歯数のうちわけは健全歯およひ齲蝕処置歯か157歯てあり, うち男性は152歯, 女性は160歯てあった。齲蝕未処置歯は08歯てあり, うち男1生は13歯, 女性は04歯てあった。要抜去歯は01歯てあり, うち男性は02歯, 女性か00歯てあった。 (4) 1日あたりの口腔清掃回数は2回か最も多く, 全体の518%, 次いて1回か321%, 3回か107%, 4回か54%てあった。 (5) 口腔の清掃状態は良好か全体の278%, 普通か463%, 不良か259%てあった。男女別ては男性における不良か350%, 女性における不良か206%てあった。 (6) 男性の810%, 女性の800%か義歯を所有していた。 (7) 義歯の使用感は上顎においては良好か742%, 普通か161%, 不良か64%てあり, 使用していない例か32%てあった。下顎においては良好か512%, 普通か195%, 不良か171%てあり, 使用していない例か122%てあった。使用感か不良な例と使用していない例の和は上顎か97%, 下顎か293%てあり, 上顎に比へ, 下顎ては3倍の率となった。 (8) 義歯使用者の咀嚼状態の良否は良好か全体の422%, 普通か378%, 不良か200%てあった。 (9) 義歯使用者の義歯の清掃状態は良好か全体の425%, 普通か350%, 不良か225%てあった。男女別ては男性における不良か267%, 女性における不良か200%てあった。 (10) 医療施設に通院している者は全体の607%て, うち男性は524%%, 女性は657%てあった。 (11) 通院科別のうちわけは高血圧症の治療管理を主な目的とした循環器科への通院と白内障の治療を主な目的とした眼科への通院か最も大きな比重を占めていた。このほか, 関節・骨格系疾患, 呼吸系疾患, 消化系疾患に対する通院かあった。内分泌疾患や, いわゆるねたきり老人に多い脳血管神経系の疾患はなかった。 (12) 患者の現在の健康状態の自己評価ては893%か5点以上てあり, 男性は7点を中心に4点から10点まて, 女性は5点に評価しているものか多かった。
    以上, 調査結果は極めて良好てあった。すなわち, 現在歯数か多く, しかも歯科冶療か充分に行なわれていた。視力, 聴力, 握力や仕事, 家族構成, 友人なとについても大変恵まれた状態にあった。重症の傷病者かいなかったこと, ねたきりの原因となる骨折, 脳血管神経系の疾患およひその後遺症を有する者かおらす, 全員に自律した行動か可能てあり, 口腔の自己管理およひ歯科受療か可能てあったことか好結果につなかったものと考えられる。また, 経済的に恵まれた有産者てあること, 「武蔵野市か全国ても有数の老人福祉サーヒスの充実した自冶体てある。」こともおおいに関連しているものと思われる。
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