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9,285件中 1-20の結果を表示しています
  • 江田 慧子, 中村 寛志
    蝶と蛾
    2011年 62 巻 3 号 121-126
    発行日: 2011/10/11
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    ミヤマシジミの食草は在来のコマ
    ツナ
    ギであるが,近年中国産コマ
    ツナ
    ギが道路法面の緑化に使われるようになってきた.本研究では,ミヤマシジミ幼虫が中国産コマ
    ツナ
    ギを摂食して正常に成長するかどうかを確認し,その生存率と発育状態を在来コマ
    ツナ
    ギを食べた個体と比較した.孵化直後のミヤマシジミの幼虫を在来コマ
    ツナ
    ギ食43個体と中国産コマ
    ツナ
    ギ食65個体のグループに分け,25℃,16L:8Dの恒温器で成虫まで飼育した.♂の発育期間は♀より約2日ほど早かった.生存率,羽化不全率,発育期間に関しては,在来コマ
    ツナギ食と中国産コマツナ
    ギ食では差がみられなかった.蛹体重と前翅長の平均値は,在来コマ
    ツナギ食より中国産コマツナ
    ギ食の方が大きかった.これらの結果から,ミヤマシジミが中国産コマ
    ツナ
    ギを食草にする可能性を考察した.
  • 尾崎 絵理, 江田 慧子, 中村 寛志
    蝶と蛾
    2013年 64 巻 3 号 103-107
    発行日: 2013/11/08
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    在来コマ
    ツナ
    ギ,中国産コマ
    ツナ
    ギおよびクサフジに対するミヤマシジミのメス成虫の産卵選択を調べるために2011年にリシャール法を用いた2つの実験を信州大学農学部昆虫生態学研究室で行った.3種の植物を順番に用いて産卵させた実験では,在来コマ
    ツナ
    ギへは全ての個体が産卵したが,中国産コマ
    ツナ
    ギには実験に供した9個体中6個体(66.7%)が産卵した.またクサフジにはどのメスも産卵しなかった.在来コマ
    ツナ
    ギへの産卵数は372卵(77.8%)であったのに対して,中国産コマ
    ツナ
    ギへの産卵数は106卵(22.2%)であった.在来コマ
    ツナギと中国産コマツナ
    ギを一緒に用いた実験では,すべてのメス(5個体)が中国産コマ
    ツナ
    ギに産卵した.この実験での在来コマ
    ツナ
    ギへの産卵数は456卵(87.7%)であったのに対して,中国産コマ
    ツナ
    ギへの産卵数は64卵(12.3%)であった.この結果より,野外ではミヤマシジミ幼虫がクサフジを食べないのは,メス成虫がクサフジに産卵しないからであると考えられた.またミヤマシジミが中国産コマ
    ツナ
    ギを食草とする可能性について考察した.
  •  
    *西川 和孝, 後藤 昌弘
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2011年 63 巻 3P-21
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/03
    会議録・要旨集 フリー
    目的 シソ科のハナタ
    ツナ
    ミソウ(Scutellaria iyoensis Nakai)には,D-グルコースの誘導糖であるグルクロン酸が結合した希少フラボノイドを含有することが知られている。そこで,シソ科のコガネバナの代替植物資源として期待されるハナタ
    ツナ
    ミソウの培養系の確立し,ハナタ
    ツナ
    ミソウに含まれるフェノール化合物の分析を主目的とした。さらに,応用研究として形質転換根の作出及び機能性評価として抗菌活性の測定を目的とした。
    方法 (1) ハナタ
    ツナ
    ミソウのin vitro培養系を確立する。 (2) ハナタ
    ツナ
    ミソウのフェノール化合物を各種スペクトルデータ(NMR,MS,HPLC等)により解析する。(3) Agrobacterium法を用いて,ハナタ
    ツナ
    ミソウの形質転換根を作出する。(4) ハナタ
    ツナ
    ミソウ(in vitro植物体)の地上部及び根部の抽出エキスの抗菌テストとして,微量液体希釈法による最小発育阻止濃度(MIC)の測定により評価する。
    結果 (1) 1/2MS固形培地にてハナタ
    ツナ
    ミソウのin vitro培養系を確立した。 (2) ハナタ
    ツナ
    ミソウ乾燥根のMeOH抽出エキスより,各種スペクトル解析の結果,各種フェノール化合物を同定・定量することができた。(3) Agrobacterium法を用いて形質転換根の作出を行った。(4) ハナタ
    ツナ
    ミソウ地上部及び根部の抽出エキスの抗菌テストの結果,各種抽出エキスは,食中毒菌(Escherichia coliPseudomonas aeruginosa等)に対して,発育を抑制することが明らかとなった。
  • オローラ カルリトス, 岩野 正, 熊澤 忠躬
    日本耳鼻咽喉科学会会報
    1989年 92 巻 10sokai 号 1855a-1856
    発行日: 1989/10/20
    公開日: 2008/03/19
    ジャーナル フリー
  • 中西 弘樹
    植生学会誌
    2001年 18 巻 2 号 99-106
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2017/01/06
    ジャーナル フリー
      1.アカザ科マ
    ツナ
    属(Suaeda)のヒロハマ
    ツナ
    について,分布の現状および群落の生態,特に植生単位を決定すると共に,ヒロハマ
    ツナ
    と比較するために,日本のマ
    ツナ
    属すべてが産する九州西部においてそれらの詳しい分有を明らかにした.
      2.ヒロハマ
    ツナ
    の分布は,東海,近畿,中国,九州の11県から記録されているが,岡山県,福岡県,熊本県,鹿児島県ではすでに絶滅したか現状不明であり,愛知県では生育地が1ケ所,兵庫県,広島県,大分県では減少が著しく,絶滅が危惧される状況であった.現存する分布は南北に狭く,東西に広がっており,分布の東限は愛知県渥美町,西限は長崎県五島の若松町であった.
      3.九州西部において,マ
    ツナ
    は北東部のみで,対馬上島に最も生育地が多く,ハママ
    ツナはマツナ
    属の中で最も産地が多く,九州西部全体に分布していた.シチメンソウは有明海沿岸の佐賀県、長崎県に限られ,分布域に入る対馬には発見されなかったが,ヒロハマ
    ツナ
    は対馬の浅生湾沿岸部,上五島,長崎県本土中北部の佐世保市,有明海湾奥部に分布していた.
      4.ヒロハマ
    ツナ
    は対馬と上五島のそれぞれ1ケ所においてハママ
    ツナ
    と同じ塩湿地に,有明海湾奥部においてはしばしばシチメンソウと同じ塩湿地に生育していたが,混生することは少なく,すみ分けしていた.しかし,ハママ
    ツナ
    とシチメンソウは同じ地点に分布していることはなかった.
      5.ヒロハマ
    ツナ
    の優占する群落を新群集としてヒロハマ
    ツナ
    群集Suaedetum malacospermaeを命名した.
  • 三澤 知央, 泉 咲子
    北日本病害虫研究会報
    2012年 2012 巻 63 号 887-91
    発行日: 2012/12/28
    公開日: 2017/12/30
    ジャーナル フリー

    Leaf blight, damping-off and bottom rot of potherb mustard and komatsuna were found in Hokkaido, Japan in March 2010 and February 2011. Rhizoctonia-like fungi were isolated from diseased portions of both plants. We identified five isolates of the fungi as belonging to the Rhizoctonia solani anastomosis group(AG)-2-1 on the basis of cultural appearance, mycelial growth temperature, hyphal anastomosis and the result of PCR using an AG-specific primer pair. Each of the isolates obtained from leaf blight, dampingoff and bottom rot induced all the symptoms on the original host by inoculation, indicating that all the symptoms are caused by the fungi. We propose that the name of potherb mustard disease caused by R.solani be changed from ‘Shirigusare-byo’ to ‘Rhizoctonia-byo’ in Japanese, because the occurrence of leaf blight and damping-off was confirmed. Sato et al(. 1999)reported the occurrence of komatsuna leaf blight caused by R. solani AG-2-1, and they considered it as a new disease different from damping-off. However,we confirmed that both symptoms are typical of the same disease.

  • 影島 賢巳, 武田 晴治, A. Ptak, 中村 史, S Jarvis, 徳本 洋志, 三宅 淳
    日本物理学会講演概要集
    2002年 57.2.2 巻 7pQC-6
    発行日: 2002/08/13
    公開日: 2018/03/04
    会議録・要旨集 フリー
  • 田島 昌樹, 松永 潤一郎
    空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
    2009年 2009.1 巻 D-4
    発行日: 2009/08/18
    公開日: 2017/08/31
    会議録・要旨集 フリー
    A continuous measurement in a house employs demand controlled ventilation system, whose terminal devises change its opening area by sensing relative humidity of internal area, was executed in an inhabited condition. Temperature, relative humidity, carbon dioxide concentration, air flow rate & power input of ventilation system and so on were obtained. Measured results show air flow rate of ventilation system is changed by relative humidity proportionally, operating specific fan power is smaller than reference value of Energy Saving Code of Japan, and formaldehyde concentration is low enough even when air flow rate was lessened in winter.
  • 益村 聖
    植物分類,地理
    1989年 40 巻 5-6 号 163-166
    発行日: 1989年
    公開日: 2017/11/17
    ジャーナル フリー
    北部九州には,ドジョウ
    ツナ
    ギが平地や山間部の湿地にやや普通に産し,ヒロハノドジョウ
    ツナ
    ギが温帯域の清流沿いにごく希に産する。ところが,暖帯域の山足湿地に,〓生し匍匐枝をもつ点は前者的で,根茎を持ち葉鞘の格子紋が顕著な点は後者に似る中間的な固体群が4箇所で発見された。それでこの度,これら中間形と前二種を改めて入手し,詳細に比較検討した。体細胞染色体はドジョウ
    ツナ
    ギでは2n=40,ヒロハノイドジョウ
    ツナ
    ギでは2n=20であったが,中間形では調査した4産地とも2n=30を数えた。その他,花粉はいずれも中空,不定形,染色性(稔性)がなかった。これ等の事実から,この中間形はドジョウ
    ツナギとヒロハノイドジョウツナ
    ギを母種とする自然雑種であるとの結論に達し,学名:Glyceria×tokitana MASUMURA hybr. nov. 和名:マンゴクドジョウ
    ツナ
    ギと命名して発表する。
  • 折原 紀子, 佐野 真知子, 藤代 岳雄, 松浦 京子, 岡本 昌広, 鍵和田 聡, 堀江 博道
    関東東山病害虫研究会報
    2012年 2012 巻 59 号 47-50
    発行日: 2012/12/01
    公開日: 2013/12/27
    ジャーナル フリー
    2010年10月に神奈川県茅ヶ崎市のコマ
    ツナ
    炭疽病甚発生圃場内または周辺のホトケノザとスベリヒユの葉に灰色~褐色の小円斑症状を認め,罹病部からはColletotrichum属菌が高率に分離された。同地のコマ
    ツナ
    ・ホトケノザ・スベリヒユ各分離菌を相互接種した結果,各菌とも病徴を再現し,接種菌が再分離された。各分離菌の病原性,形態的特徴およびrDNA-ITS領域の塩基配列の相同性から,分離菌をいずれもColletotrichum higginsianum Saccardoと同定した。以上より,コマ
    ツナ
    炭疽病菌がアブラナ科以外の植物に病原性を有すること,同科以外の植物に寄生する炭疽病菌がコマ
    ツナ
    に感染することが明らかになった。また,コマ
    ツナ
    炭疽病菌の伝染環の一つとして周辺野草が役割を果たす可能性が示唆された。ホトケノザとスベリヒユにはColletotrichum属菌による病気は未記録なので炭疽病 (新称) を提案する。
  • 竹内 純, 堀江 博道, 土生 昶毅, 小谷野 伸二, 荒巻 一雄
    関東東山病害虫研究会報
    2000年 2000 巻 47 号 149-152
    発行日: 2000/11/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    東京都のコマ
    ツナ
    露地圃場において, 葉に引きつれ, ひだ葉化, 反り返りなどの奇形および多数の白色斑点が発生し, このため出荷不能となる被害が多発した。被害株にはネギアザミウマが多寄生していた。ネギアザミウマを放飼したポット試験によりコマ
    ツナ
    に全ての症状が再現され, 一方, 無放飼区では症状が現れなかった。コマ
    ツナ
    の露地圃場の寒冷紗被覆処理区では無被覆に比べてこれらの被害が減少した。
  • 阿部 智明, 中野 裕司, 倉本 宣
    日本緑化工学会誌
    2004年 30 巻 1 号 344-347
    発行日: 2004年
    公開日: 2005/11/22
    ジャーナル フリー
    日本産のコマ
    ツナギと中国産のコマツナ
    ギをアロザイム分析して対立遺伝子の構成を比較した。対立遺伝子の構成は日本の4つの産地では類似していたが,中国産の種子は大きく相違していた。自生種の使用が求められる地域において中国産コマ
    ツナ
    ギを用いることには慎重になるべきである。
  • 井上 俊也
    日仏経営学会誌
    2018年 35 巻 1-12
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/09/12
    ジャーナル フリー

     日本とフランスは20世紀末から21世紀初めの25年間にサッカーワールドカップ、夏季オリンピック・パラリンピック、ラグビーワールドカップというメガスポーツイベントを開催しているが、これらのメガスポーツイベントに使用する大規模なスタジアムの建設とその利活用については大きな違いがある。
     日本では多くのスタジアムがサッカーワールドカップのために建設されたが、その後のメガスポーツイベントで継続的に使用されているものは少ない。一方、フランスでは一連のメガスポーツイベントでは継続して同じスタジアムを使用している。
     また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場として建設される新国立競技場については設計、建設段階にも問題が生じたが、定常的に使用するクラブがなく、オリンピック・パラリンピック後の利活用についても大きな課題となる。フランスでもサッカーワールドカップのメイン会場として混乱の末にスタッド・ド・フランスが新設された。このスタッド・ド・フランスもサッカーワールドカップ後に定常的に使用するクラブがなかったが、どのように課題を解決してきたかを取り上げ、日本のスタジアムの建設と利活用について提言する。

  • 荒川 昭弘, 山内 富士男
    北日本病害虫研究会報
    2014年 2014 巻 65 号 157-159
    発行日: 2014/12/19
    公開日: 2018/01/30
    ジャーナル フリー

    冬季ハウス栽培コマ

    ツナ
    でのハクサイダニの防除を想定し,カーバムナトリウム塩液剤くん蒸による夏季休眠卵の防除を試みた.コマ
    ツナ
    の前作として作付けしたトマトの栽培終了後の9 月に,トマト株をビニールフィルムで被覆密閉し,本剤を処理した結果,被覆内にあらかじめ配置したハクサイダニ卵はすべてふ化しなかった.また,その後定植したコマ
    ツナ
    には本種の寄生がほとんどみられなかったことから防除効果が確認できた.

  • 菅原 敏子, 谷池 茂雄, 木下
    ツナ
    , 高橋 華王
    体育学研究
    1969年 13 巻 5 号 351-
    発行日: 1969/07/31
    公開日: 2016/12/31
    ジャーナル フリー
  • 近藤 謙介, 竹下 あゆみ, 松添 直隆
    植物環境工学
    2008年 20 巻 4 号 242-246
    発行日: 2008/12/01
    公開日: 2009/09/04
    ジャーナル フリー
    施肥量の違いがミズナの生育と硝酸イオン濃度に及ぼす影響を,同じアブラナ科で硝酸イオン濃度が高い葉菜類の一つであるコマ
    ツナ
    を比較対象として検討した.施肥処理は大塚A処方0.5単位を標準区(S区)とし,1/4S区,1/2S区,S 区,2S区,3S区および4S区の計6区とした.ミズナの生育は4S区に比べ2S区~3S区が良好だった.一方,コマ
    ツナ
    は施肥量の増加とともに生育量も増加する傾向がみられた.ミズナの硝酸イオン濃度はいずれの調査日においても施肥量の増加とともに高くなる傾向がみられ,硝酸イオン濃度に及ぼす施肥量の閾値はわからなかった.一方,コマ
    ツナ
    の閾値は2S区~3S区に存在すると考えられた.さらに,播種後40日目に最も高くなったのはミズナとコマ
    ツナ
    ともに4S区で,一般的な値のそれぞれ約6倍と約2倍になった.SPAD値はミズナがコマ
    ツナ
    より低かったが,ともに1/2S区以下とS区以上を境界としてSPAD値に差が認められた.以上の結果から,ミズナの生育と硝酸イオン濃度に及ぼす施肥量の影響はコマ
    ツナ
    とは異なることが明らかとなった.さらに,ミズナの硝酸イオン濃度はコマ
    ツナ
    に比べ施肥量により急激に高くなる可能性があり,コマ
    ツナ
    よりも窒素施用量に注意が必要であると推察された.
  • *中嶋 加代子, 岸本 律子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2011年 23 巻 B1p-22
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/08/30
    会議録・要旨集 フリー
    目的】別府は至る所に高温の温泉蒸気が噴出しており、自然エネルギーとして日常的に利用されている。調理に用いる際は噴気を食品に直接、当てて加熱する方法(蒸し調理)が一般的である。例えば、イモ類・タケノコなど繊維が多く硬い食品は、地獄蒸し釜(噴気孔)に入れ噴気を当てる時間を長めに設定するとパサパサ感がなく軟らかく仕上がるので、高齢者が大変食べやすくなる。一方、青菜などは噴気を当てて加熱すると、加熱ムラが生じる。そこで演者らは、地獄蒸し釜で青菜を加熱する際に加熱ムラができない方法を検討し、ガスコンロを用いる方法と比較した。
    方法】地獄蒸し釜は、噴気量を調節できるタイプを使用し、試料はコマ
    ツナ
    、加熱容器はステンレスボールを用いた。地獄蒸し釜、ガスコンロともにゆで水温度95℃の時、コマ
    ツナ
    を手早く投入した。投入直後、地獄蒸し釜は噴気を止め、ガスコンロは消火し、コマ
    ツナ
    を時々かき混ぜながら5分間ゆでた。その後、両者ともコマ
    ツナ
    を取り出し、水で冷却したものについて比較した。
    結果】地獄蒸し釜のコマ
    ツナ
    は、ガスコンロと同様、加熱ムラはみられなかった。これは、釜内に水を入れたボールを置き、噴気で水を約100℃まで加熱し、温度が95℃まで下がった時、コマ
    ツナ
    をボールに投入したため、噴気が直接コマ
    ツナ
    に当たらなかったこと、かき混ぜる操作ができたことによると思われる。5分後のゆで水の温度は、地獄蒸し釜、ガスコンロともに70℃であった。ゆでる途中のゆで水の温度変化は両者とも類似しており、加熱後のコマ
    ツナ
    の外観、食味、食感も大変似ていた。地獄蒸し釜で青菜などを加熱する場合は、噴気を食品に直接当てるのを避け、中間の熱媒体として水を用いると加熱ムラは生じないことが分かった。
  • 元木 裕, 岩船 敬, 清家 伸康, 大谷 卓, 秋山 嘉大
    Journal of Pesticide Science
    2015年 40 巻 4 号 175-183
    発行日: 2015/11/20
    公開日: 2015/11/20
    [早期公開] 公開日: 2015/10/28
    ジャーナル フリー HTML
    電子付録
    コマ
    ツナ
    茎葉部の農薬濃度と逐次抽出法で求めた土壌中の農薬濃度との関係を,8種類の農薬および4種類の土壌について調査した.コマ
    ツナ
    茎葉部の農薬濃度は,土壌から抽出された全農薬濃度よりも,水抽出された農薬濃度との間でより高い正の相関を示した.また,農薬の処理日から播種日までの期間(Soil-aging periods, SAPs)の違いがコマ
    ツナ
    茎葉部の農薬濃度に及ぼす影響を検討した.コマ
    ツナ
    茎葉部の農薬濃度および土壌から水抽出された農薬濃度は,SAPが長いほど低い値を示した.以上より,水抽出された土壌中の農薬濃度から作物中の農薬濃度を推定し,さらに適切なSAPを設定することで,土壌残留農薬による作物の汚染を防止できる可能性が示された.しかし,コマ
    ツナ
    茎葉部の農薬濃度と土壌から水抽出された農薬濃度の相関,および長期のSAP設定によるコマ
    ツナ
    茎葉部の農薬濃度の低減効果は,農薬の種類によって異なっていた.このため,土壌の水抽出法の適用性は,調査対象の各農薬について検証する必要があると考えられた.
  • 野田 博行, 幕田 武広
    科学・技術研究
    2015年 4 巻 2 号 177-181
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/25
    ジャーナル フリー
    コマ
    ツナ
    およびホウレンソウの味覚値に及ぼす硝酸イオン含量の影響を糖度(Brix値)計と味覚センサーを用いて調べた。試料として、コマ
    ツナ
    およびホウレンソウの市販品および契約農家で栽培されたもの約30検体(12月~5月)を用いた。味覚測定用試料は、コマ
    ツナ
    およびホウレンソウを電子レンジで60~120秒加熱したのち、フードプロセッサーで粉砕し、さらに、2倍量の水を加え、ミキサーで撹拌して調製した。味覚値は味覚センサーを用いて、酸味、塩味、旨味、苦味雑味および渋味刺激の5先味と旨味コク、苦味および渋味の3後味を測定した。その結果、硝酸イオン含量はコマ
    ツナ
    、ホウレンソウともに、Brix値に対しては負の相関(それぞれの決定係数(R2):0.55、0.29)、塩味、苦味雑味および苦味に対しては正の相関(決定係数(R2):0.94, 0.83, 0.70(コマ
    ツナ
    ), 0.94, 0.74, 0.34(ホウレンソウ))を示した。また、硝酸イオン水溶液の味覚値から、塩味は硝酸イオンそのものを計測している可能性が高いこと、また、苦味雑味と苦味は、硝酸イオン含量と比例して増大する苦味成分を検出していることが考えられた。以上のことから、コマ
    ツナ
    およびホウレンソウの硝酸イオン含量は苦味など不味いと評価される呈味に対しては正の効果、また、おいしいと評価される甘味に対しては負の効果を及ぼすことがわかった。
  • 石本 太郎, 馬場 隆
    日本食品科学工学会誌
    2021年 68 巻 2 号 77-83
    発行日: 2021/02/15
    公開日: 2021/02/26
    ジャーナル フリー

    ルテインを関与成分とした機能性表示食品開発の可能性を検討するため,生鮮コマ

    ツナ
    のルテイン含量および乾燥粉末化に伴う含量変化に関する研究を行った.

    生鮮コマ

    ツナ
    6品種(目標サイズ「M」)のルテイン含量は3.7~5.4 mg/100 g FWの範囲で,最大葉先端部のSPAD値に対し正の相関を示した.同一品種の目標サイズ「M」と「L超」を比較すると,「M」のルテイン含量が高かった.これは,生育に伴って,ルテイン含量の低い葉柄部の割合が増すことによって生じている.

    ルテイン含量の高いコマ

    ツナ
    乾燥粉末を得るためには,乾燥前にブランチングを実施することが重要であり,高温での乾燥を避けることが望ましい.実験室で調製したコマ
    ツナ
    乾燥粉末(「いなむら」使用,ブランチング実施,乾燥温度40 ℃)のルテイン含量は,製造直後の時点で0.92 mg/g DW(粉末重量当たり 0.86 mg/g)であった.コマ
    ツナ
    乾燥粉末のルテイン含量は,6ヵ月の保存(20 ℃・遮光)により20 %低下した.一方,-30 ℃・遮光条件下で保存した場合,6ヵ月後にも製造直後の値を維持していた.

    以上のことから,適切な品種や加工条件を選択すれば,生鮮コマ

    ツナ
    の場合は200~400 g/day,コマ
    ツナ
    乾燥粉末の場合は12~24 g/day摂取することで,網膜黄斑部の色素量増加が報告されているルテイン摂取量(10~20 mg/day)を充足できる可能性がある.

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