詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "タマネギ"
5,766件中 1-20の結果を表示しています
  • 川崎 重治
    雑草研究
    1988年 33 巻 4 号 228-234
    発行日: 1988/12/26
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
  • 時友 裕紀子
    日本食品科学工学会誌
    1995年 42 巻 12 号 1003-1011
    発行日: 1995/12/15
    公開日: 2009/05/26
    ジャーナル フリー
    淡路産(もみじ3号,ターボ),北見産(北もみじ,札幌黄)およびワシントン州産の5種類の
    タマネギ
    について,植物性油脂とともに加熱して炒め
    タマネギ
    を調製し,遊離糖と加熱香気成分の分析,比較を行った.また,官能検査を実施し,炒め
    タマネギ
    の嗜好性に及ぼす甘味成分(遊離糖)の影響について検討した.
    (1) 5種類の
    タマネギ
    のうち,もみじ3号が最も遊離糖含量が高く,ワシントン州産
    タマネギに比べて甘味の強い炒めタマネギ
    が得られることがわかった.また,この2つの
    タマネギ
    はその遊離糖含量の違いによって甘味を識別できると考えられた.
    (2) 植物性油脂(コーン油)とともに加熱した炒め
    タマネギ
    香気成分について,SDE法により香気濃縮物を調製しGC, GC-MS分析して45種の化合物を同定または推定した.炒め
    タマネギ
    にはメチルプロペニルトリスルフィド,ジアリルトリスルフィド,メチル(Z)-および(E)-プロペニルジスルフィドやフラン類が煮熟
    タマネギ
    に比べて顕著に存在しており,この点は高温加熱した焼き
    タマネギ
    香気成分と類似した特徴であった.そして,炒め
    タマネギ
    香気成分は,焼き
    タマネギ
    香気成分に油脂由来の鎖式アルデヒド類が加わった組成となっており,これらのアルデヒド類が炒め
    タマネギ
    の濃厚な特有のフレーバーを形成するのに有効と考えられる.
    (3) 5種類の炒め
    タマネギ
    のGC分析結果を検討し,また,GCパターン類似率を算出してその香気パターンの比較を行った.ワシントン州産
    タマネギ
    のスルフィド類の組成は4種類の国産
    タマネギ
    と違いがあり,パターン類似率もワシントン州産と国産
    タマネギ
    間では低い傾向にあった.この結果はもみじ3号とワシントン州産
    タマネギ
    の官能検査の結果を裏付けるものであった.国産
    タマネギ
    では,2つの北見産
    タマネギ
    はまったく同じ香気パターンを有することがわかった.
  • 北海道における機械収穫タマネギの産地貯蔵に関する研究
    伊藤 和彦
    農業施設
    1980年 10 巻 1 号 7-15
    発行日: 1980/01/30
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
    This investigation was carried out to find the methods that onions were safely maintainable good quality during storage under cold weather conditions in Hokkaido. The quality of onions during storage was affected by the injury at mechanical havesting, and the thermal conditions of a storehouse.
    The author investigated the rate of onion bulbs injured by an onion havester, the changes of atmosphere in the storehouse, and the inside temperatures of an onions bulbs.
    The results are summarized as follows.
    1. About 80 percent of bulbs was injured by the onion harvester, but these were almost cured under the conditions of relative high temperature and low humidity in a laboratory.
    2. The inside temperatures in the storehouse were closely related to the open air temperature.
    3. The minimum temperature of onion bulbs in the container which was nearly located beside the wall showed -4deg.C.
    4. The relative humidity of central part of the storehouse were elapsed about 80 percent a little heigher than 70-75 percent of the appropriate humidity for storage.
  • 山本 由喜子, 酒井 陽子, 川本 栄子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2002年 54 巻
    発行日: 2002/06/01
    公開日: 2003/07/29
    会議録・要旨集 フリー
    タマネギ
    の血圧上昇抑制効果が加熱によりどのように変化するかを調べ、またNO代謝への
    タマネギ
    加熱の影響を検討した。雄性SDラット(6週齢)を4群に分け、1群には水を、3群にはL-NAME水溶液(50mg/kg BW)を飲料水として投与した。水投与群には5%セルロース飼料を与え、L-NAME投与群には5%セルロース飼料、5%生
    タマネギ
    飼料、または5%加熱
    タマネギ
    飼料をそれぞれ与え、3週間飼育した。L-NAME誘発高血圧ラットに対する生
    タマネギ
    の血圧上昇抑制効果は、
    タマネギ
    を100℃で60分間加熱することにより消失した。またL-NAME誘発高血圧ラットにおける生
    タマネギ
    による血中TBAR上昇抑制作用は加熱により見られなくなり、尿中NO代謝物の減少や血量NOS活性の低下を抑制する傾向も見られなくなった。
  • 西村 融典, 山浦 浩二, 十川 和士
    農作業研究
    2002年 37 巻 4 号 205-214
    発行日: 2002/12/18
    公開日: 2010/02/09
    ジャーナル フリー
    The semi-mounted type onion picker with forklift was developed in order to improve the onion harvesting system on a small scale paddy field.
    1. This machine picks up the onions, made in windrow on top of each row, and puts them into small containers (20kg capacity), and them trans-fers 300kg onions together to a truck. The dimensions of this picker was 2.0m length, 1.5m width, 1.7m height and 0.7m working width.
    2. The operation of the system using this machine needs three workers, that resulted in high field capacity of 4.1h/10a and light labor requirement for harvest work.
  • 井手 洋一, 古田 明子, 柴田 昇平
    九州病害虫研究会報
    2022年 68 巻 22-35
    発行日: 2022/11/28
    公開日: 2024/01/01
    ジャーナル フリー
    電子付録

     

    タマネギ
    べと病の殺菌剤であるマンゼブ剤の予防散布体系における薬剤散布回数の低減を目的として,圃場試験を実施し,以下の結果が得られた。

     1 .マンゼブ剤に機能性展着剤のポリオキシエチレンアルキルエーテル(40%)・ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(40%)(商品名:ミックスパワー)を加用することで,散布間隔を14日間隔と空けた場合でも,慣行の約7日間隔での薬剤散布と同程度の防除効果が得られた。

     2 .約14日間隔での定期的な薬剤散布と,

    タマネギ
    べと病ʻ二次伝染予測モデルʼの感染警告日に基づく臨機防除を組み合わせた防除体系について,2ヵ年4例の試験において検討した。その結果,本体系は慣行の約7~10日間隔での薬剤散布体系と同程度の防除効果を得ることができた。

  • 横田 啓, 熊谷 初美, 佐々木 達史
    北日本病害虫研究会報
    2020年 2020 巻 71 号 69-73
    発行日: 2020/12/15
    公開日: 2021/12/15
    ジャーナル フリー

    東北地域の春まき

    タマネギ
    栽培ではBurkholderia cepacia complex細菌を主因とするりん茎の腐敗が問題となっている.栽培現場ではすでに各種細菌病に対する殺菌剤(細菌防除剤)が散布されているが,これらのりん茎腐敗に対する効果は明確ではない.そこで,殺虫剤と細菌防除剤の組合せが腐敗と収量に及ぼす影響について,2018~2019年の2ヵ年検討した.

    殺虫剤によるネギアザミウマ防除と細菌防除剤を併用した場合は腐敗球率が低下したこと,細菌防除剤単独では効果が低い事例が確認されたことから,細菌防除剤のりん茎腐敗に対する防除効果を得るためには殺虫剤によるネギアザミウマ防除が必須と考えられた.なお,細菌防除剤の種類や散布時期には収量確保の観点から今後検討する必要がある.

  • 池谷 美奈子, 野津 あゆみ, 白井 佳代
    北日本病害虫研究会報
    2016年 2016 巻 67 号 108-111
    発行日: 2016/12/20
    公開日: 2018/02/10
    ジャーナル フリー

    貯蔵中に腐敗することが問題となる

    タマネギ
    灰色腐敗病について,圃場で感染しやすい生育ステージを明らかにするため,立毛中の異なる時期に灰色腐敗病菌を噴霧接種して貯蔵中の発病を調査した.その結果,球肥大開始期~倒伏期に接種すると,発病球が他の接種時期に比べて多くなった.さらに,このステージは降雨の多少に影響を受けにくいことが示唆された.以上のことから,
    タマネギ
    は,防除に重点の置かれている時期より早い球肥大開始期~倒伏期に灰色腐敗病に感染しやすいと考えられた.

  • 西畑 秀次, 浅井 雅美, 臼木 一英, 村上 賢治
    園芸学研究
    2023年 22 巻 4 号 267-275
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/31
    ジャーナル フリー

    平地の同一場所で,同一年に同一品種を供して

    タマネギ
    の秋播き栽培および春播き栽培を行い,りん茎肥大時から収穫時の生育の差異について比較し,りん茎重に影響する要因について検討した.春播き栽培は,秋播き栽培に比べて,りん茎肥大始期が1か月,収穫時期も18~27日遅れ,りん茎重が劣った.りん茎肥大開始時期については,生葉数4枚とその後の基準温度5°Cの有効積算温度(積算温度)が関連することが示唆された.主茎葉芽の分化は,積算温度と関係が認められた.最終的な主茎分化葉芽数は,春播きと秋播きで差がみられなかった.定植後に一定の積算温度を必要とする主茎葉分化停止の2週間後に倒伏期となることから,春播き栽培は,秋播き栽培に比べて積算温度が影響して収穫期が20日程度遅くなると考えられた.止葉の葉芽分化時期は,作型や生育量の影響を受けるが,止葉の出葉期は,作型にかかわらず5月下旬であることから,春播き栽培では,総出葉数が少なく,りん茎構成葉数も少なくなり,りん茎重に影響したと考えられた.従って,春播き栽培でのりん茎重の向上には,総出葉数を増やし,りん茎構成葉数を増やすことが重要であると示された.

  • 安達 克樹, 鈴木 崇之, 小林 透, 石井 孝典
    農作業研究
    2022年 57 巻 2 号 91-106
    発行日: 2022/06/20
    公開日: 2022/12/20
    ジャーナル フリー

    ソルガム―

    タマネギ
    2毛作体系とサツマイモ―
    タマネギ
    ―ソルガム―
    タマネギ輪作体系におけるタマネギ
    収量を,
    タマネギ
    単作体系と比較して評価するために,九州南部地域における3年間の圃場試験を4回(2毛作体系2回と輪作体系2回)実施した.この研究により,4回の圃場試験の全てにおいて,1作目の
    タマネギ
    球収量は2毛作区および輪作区において単作区よりも約20%高いことが示された.しかしながら,それぞれの作付体系を
    タマネギ
    2作目そして3作目へと継続すると,単作体系に比べて2毛作体系および輪作体系による球収量を高める効果は消失した.この
    タマネギ
    2作目および3作目において増収効果が消失する理由は明らかではなかった.従って,南九州地域における2毛作体系と輪作体系が
    タマネギ
    の生育と収量に及ぼす影響を明らかにするためには,菌根菌感染率および土壌養分状態の経時的な調査を伴う更なる試験が求められる.

  • 土肥 紘
    雑草研究
    1988年 33 巻 4 号 223-228
    発行日: 1988/12/26
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
  • 末貞 辰朗, 臼木 一英, 室 崇人, 東野 裕広, 川城 英夫, 森田 直彦, 森永 靖武
    園芸学研究
    2018年 17 巻 1 号 49-54
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    温暖地における

    タマネギ
    の直播栽培の播種時期や施肥条件の違いが収量に及ぼす影響について明らかにすることを目的として,葉数を指標に用いて生育や収量に及ぼす影響を解析した.
    タマネギ
    品種‘ターザン’を用いて播種時期と直下施肥を組合わせて直播栽培を移植栽培と比較し,温暖地における直播栽培の成立要件について検討した.その結果,倒伏期の葉数と球重との間に有意な相関が認められた.そこで,直播栽培において安定的に移植と同等の収量を得るためには,倒伏期に移植栽培と同等の葉数を確保する必要があると考え,生育期別の葉数と播種後の積算温度との間に有意な相関が認められた回帰式を用いて播種期を推定した.播種が遅れると展開葉数の減少に伴って球重が小さくなり低収になることから早晩性が‘ターザン’程度の品種では9月下旬までに播種する必要性が認められた.以上から虫害防除と窒素追肥を十分に行うことを前提に,温暖地においても移植栽培と同等の収量を得る秋播き作型の直播栽培が可能であると判断できた.また,リン酸の直下施肥の収量に及ぼす効果は,温暖地の土壌リン酸が生育の制限となりにくい褐色低地土の圃場では小さいと考えられた.

  • 馬上 武彦
    北陸作物学会報
    1996年 31 巻 63-65
    発行日: 1996/02/29
    公開日: 2016/11/21
    ジャーナル フリー
    ネギの千住群, 加賀群, 九条群の3群における幼苗と成熟個体の越冬性について比較検討した.幼苗は成熟個体より越冬による生存率が低かった.幼苗期と成熟期の3群間の生存率は, 加賀群が最も高く, 次に九条群が高く, 千住群が最も低かった.幼苗および成熟個体とも, 生存率に品種間差が認められた.また, 3群の幼苗は積雪の少ない新潟地区で越冬が可能であり, 世代促進により遺伝分析のできることが分かった.
  • 臼木 一英
    園芸学研究
    2021年 20 巻 3 号 257-263
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/30
    ジャーナル フリー

    タマネギ
    の移植栽培に比べて低コスト化が図れる直播栽培について,新たな研究成果や需給状況の変化がみられるが,国内ニーズに合わせた直播栽培の技術体系の確立には,まだ取り組むべき課題が多い.本報告では,適品種の選定と今後の品種・作期選択におけるICTの活用,播種粒数および苗立ち安定化,省力化ならびに他作物との作業競合の回避,雑草防除,水管理技術について概観した.さらに,残された上記以外の重要な事項に関しては,北海道における経営モデルの解析で扱われなかった残された課題として扱った.今後,農業において人手不足が一層深刻になることが想定され,移植栽培に比べて省力かつ低コスト化が図れる直播栽培について,技術体系の確立に向けた研究のさらなる進展が望まれる.

  • 時友 裕紀子, 山西 貞
    日本家政学会誌
    1993年 44 巻 5 号 347-353
    発行日: 1993/05/15
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    タマネギ
    中の遊離糖含量と香気成分の加熱による変化を明らかにすることにより, 加熱
    タマネギ
    の甘いフレーバーに寄与する因子について検討を行った.
    以前より加熱
    タマネギ
    の甘味成分とされていたプロパンチオール (プロピルメルカプタン) は, その標準物質の水溶液の官能評価により甘味を呈さないこと,
    タマネギ
    の加熱により減少すること, が明らかとなり, 加熱
    タマネギ
    の甘味成分ではないことが明確となった.
    タマネギ
    中に6%程度存在する遊離糖 (グルコース, フラクトース, シュークロース) の含量は加熱により変化しないか, あるいは, 減少する傾向にあり, 新たな遊離糖の生成はないことがわかった.そして, 水分の蒸発による糖濃度の上昇, 加熱による組織の破壊や軟化により甘味を強く感じるものと考えられた.
    焼き
    タマネギ
    の香気成分の分析により, 35成分を同定, 推定した.加熱により, 生
    タマネギ
    香気の主成分である含硫化合物量は減少し, 糖の加熱分解により甘い香気成分が生成, 存在しており, 加熱
    タマネギ
    の甘いフレーバーの一因と考えられた.
  • 磯島 昭代, 木下 貴文, 山本 淳子
    農村経済研究
    2019年 37 巻 1 号 58-65
    発行日: 2019/07/01
    公開日: 2021/09/01
    ジャーナル フリー

    わが国で冬季に流通する

    タマネギ
    の多くは北海道産である.北海道産の
    タマネギ
    は長期保存に適するが,固くて辛味が強いため,生食には向いていない.現在,東北地域において,西日本の暖地で行われているセット栽培の技術を応用して,柔らかくてみずみずしい生食用の新
    タマネギ
    を冬季に生産する新しい作型が開発されている.本稿の目的は,冬季の生食用新
    タマネギ
    に対する消費者ニーズを明らかにすることである.アンケートは首都圏と東北地域の消費者1,000名を対象にWeb上で行われた.その結果,58%の回答者が自宅で
    タマネギ
    を生食することがあると答えた.そのうちの66%は,生食時には生食用の
    タマネギ
    を利用することを望んでいた.また,これらの消費者は,年間を通じて生食用の
    タマネギ
    を入手したいと考えていることもわかった.現在,冬季に暖地で生産されている新
    タマネギ
    については,61%の消費者が知らないと答えており,認知度は低い.しかし,東北地域で冬季に新
    タマネギ
    が生産された場合には,購入意向を示す消費者が83%に上った.以上のことから,冬季の生食用新
    タマネギ
    は消費者のニーズに合致しており,実際に店頭に並べば,消費者に受け入れられる可能性が高いと結論づける.

  • 臼木 一英, 室 崇人
    園芸学研究
    2022年 21 巻 4 号 425-432
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/12/31
    ジャーナル フリー

    タマネギ
    の直播栽培は移植栽培に比べて2週間程度生育期間が長いために気象条件の影響を受け易い.そこで,北海道十勝地域における窒素,カリウムの直下施肥と窒素とカリウムの分施を組み合わせについて実験年度の違いによる直播
    タマネギ
    の生育と収量に及ぼす影響を調べた.また,上記の施肥方法の違いによる生育および収量について,試験年度の違いに及ぼす降雨による土壌水分の違いの影響を調査した.実験年度によって結果が異なり,生育に及ぼす窒素とカリウムの分施効果が降水量の影響を受けたと考えられた.その結果,施肥方法の違いがりん茎につながらなかった要因は,各実験年の養分吸収量の違いにより影響されたことと推測した.収穫時のりん茎重に影響を及ぼす肥大始期の葉面積を確保するためには6月下旬までの肥効が重要であり,肥効はこの時期の降雨の影響を強く受けることが示唆された.

  • 木下 貴文, 山本 岳彦, 濱野 恵, 山崎 篤
    園芸学研究
    2018年 17 巻 3 号 303-309
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/09/30
    ジャーナル フリー

    北東北地域におけるセット栽培による

    タマネギ
    の初冬どり新作型の開発を目指し,マルチの種類(白黒ダブル,黒および緑)およびセット球の定植日(8月2日,12日,22日および9月1日)の組合せがりん茎や収量に及ぼす影響について検討した.緑および黒マルチに比べて,白黒マルチでは日平均地温が低く推移し,特に8月の高温期にそれが顕著であった.白黒マルチでは,他のマルチに比べて高温による生育抑制が緩和されることから,定植から萌芽までの日数が短く,生育も良好となり,りん茎収量も大きかった.一方,定植日を比較すると,8月12日定植がりん茎肥大に適する日長および温度の条件であるとともに,りん茎肥大までの期間が確保されて生育が良好であったことから,最もりん茎重や商品収量は大きかった.すなわち,本試験の範囲からは白黒マルチを展張し,8月12日前後に定植を行うことが適した栽培条件であると考えられた.しかし,白黒マルチでは最終収穫直前の凍結に起因すると推察される腐敗球の発生が多かった.

  • *湯浅 正洋, 上野 真由子, 川邊田 晃司, 森川 真帆, 石見 百江, 松澤 哲宏, 冨永 美穂子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2019年 31 巻 2B-9
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/08/26
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】新

    タマネギ
    の葉は通常, 出荷前に切り取られて廃棄処分されている。 演者らは, これまでに, 新
    タマネギ
    葉はコネギに近い呈味を持つことや, コネギと同等以上の抗酸化能を示すことを明らかにしてきた。 以上より, 新
    タマネギ
    葉は処分せず, 食品として利用する価値があると考えられるが, その利用法について詳細に検討した例はない。 本研究では, 新
    タマネギ
    葉の呈味特性を再検討すると共に, 有効利用法の1つとして, その料理をコネギ料理に準じて調製した。

    【方法】新

    タマネギ
    葉は兵庫県淡路市産の戎珠, 極早生種とした。 試料は2019年2月に収集し, 真空凍結乾燥法により乾燥させた。 呈味特性は, 味覚応答(味認識装置)および糖組成を測定した。 また, 茹でた葉を用い, 女子学生を対象に官能評価を行った。 料理はコネギ料理に準じて調製し, 官能評価を行った。 すべての項目で, 同時期に収集したコネギと比較し, その特性を評価した。

    【結果および考察】新

    タマネギ
    葉の味覚応答は, コネギと比べ, 苦味雑味および苦味が低値を, うま味, 塩味, 渋味刺激および旨味コクが高値を示した。 グルコース, フルクトースおよびスクロース含量には, 両者間で違いはみられなかった。 官能評価では, 茹でた新
    タマネギ
    葉はコネギと比べて色がやや悪いと評価されたが, 食感や味に関する項目や総合評価に差は認められなかった。 味覚応答からは, 新
    タマネギ
    葉とコネギの呈味特性は異なることが示唆されたが, ヒトが食べた場合の味や食感については, 両者間でほとんど差がないと考えられる。 以上の結果を踏まえ, コネギ料理である辛子酢味噌和えとチヂミを新
    タマネギ
    葉で調製し, 官能評価を行ったので, その結果についても報告する。

  • 松崎 正文, 菅 正道
    九州病害虫研究会報
    1982年 28 巻 70-73
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
    白色疫病(Pltytoplztlzora porri)とべと病(Peroraospora destructor)の発生した
    タマネギ葉に数種の殺菌剤をタマネギ
    生育期間中に散布し,これを収穫し夏期貯蔵した場合,この散布が
    タマネギ
    りん茎の腐敗防止効果をもたらすかどうかについて試験した。
    タマネギ
    りん茎の腐敗は収穫期前のマンゼブ剤の2回散布で相当減少し,また,TPN剤の2回散布でもその減少がみられた。また,
    タマネギ
    全生育期にマンゼブ剤4回とジネブ剤3回を散布した場合に最も高い腐敗防止効果がみられ,
    タマネギ
    生育初期にリドミル剤を4回散布することによっても腐敗防止効果がみられた。
feedback
Top