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クエリ検索: "カリフラワー"
2,810件中 1-20の結果を表示しています
  • 畦 五月, 三好 正満
    日本家政学会誌
    1994年 45 巻 8 号 673-680
    発行日: 1994/08/15
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    短時間ボイルした
    カリフラワー
    (Brassica oleracea var.botrys) から, DEAEカラムクロマトグラフィーによってレクチンを得た.このレクチンは, 生よりもボイルすることで活性が逆に増大した.
    体重20gマウスに腹腔内投与した
    カリフラワー
    レクチンは, 成長遅延および, 小腸酵素活性低下を起こした.また, 血漿脂質の減少と, 組織の脂質酸化を招いた.
    以上の結果を総合すると, 耐熱性
    カリフラワー
    レクチンは, 腹腔内投与した場合, マウス成長を低下させるだけでなく, 小腸酵素活性および, 脂質代謝回転全体も低下させた.つまり, この毒性のメカニズムは, 経口投与した豆レクチンの毒性と類似したものであった.
  • 剣持伊 佐男, 日戸 正敏, 酒井 宏
    日本植物病理学会報
    2003年 69 巻 3 号 189-197
    発行日: 2003/08/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    菌接種圃場と甚発生圃場を用いた試験により,Verticillium dahliaeおよびV. longisporumのブロッコリーと
    カリフラワー
    に対する病原性や品種抵抗性,キャベツバーティシリウム萎凋病に対するブロッコリー残渣のすき込み効果を検討した.V. longisporumはブロッコリーに対する病原性が品種によって異なり,抵抗性から罹病性までの品種間差異が大きかったが,
    カリフラワー
    にはいずれの品種に対しても強い病原性を示した.これに対し,V. dahliaeはブロッコリーに対する病原性が弱く,
    カリフラワー
    には弱∼中程度の病原性を有した.キャベツバーティシリウム萎凋病の甚発生圃場に栽培したブロッコリーの5品種からはV. longisporumのみが分離され,
    カリフラワー
    の2品種では同一株の異なる部位からV. longisporumV. dahliaeが分離された.ブロッコリー,
    カリフラワー
    などのキャベツ類は,内部病徴(維管束の変色)が激しくても外部病徴としての萎凋症状を発現しなかった.キャベツ発病株の残渣に新鮮なブロッコリー残渣(600kg/a)を加えてすき込むことにより,翌年の発病を高めない程度の防除効果が得られた.以上のことから,バーティシリウム病の甚発生圃場であっても,ブロッコリーの抵抗性品種を用いた経済栽培が可能であり,かつ収穫後にその残渣をすき込むことにより,キャベツバーティシリウム萎凋病の防除効果が期待できる.
  • 藤目 幸擴, 廣瀬 忠彦
    園芸学会雑誌
    1981年 50 巻 2 号 215-224
    発行日: 1981年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    展開葉が5枚になった
    カリフラワー
    ‘野崎早生’とブロッコリー‘早生録’を用い, 昼夜温を変えて育苗を行い, 花らい発育に及ぼす生育初期の温度の影響並びに植物体の生育と花らい肥大との関係を調べた.
    1. 1日を2分して, 第2相 (午後5時30分から午前8時30分までの15時間) の温度を15°C (
    カリフラワー
    ) および20°C (ブロッコリー) として, 第1相 (午前8時30分から午後5時30分までの9時間) の温度を15°, 20°, 25°及び30°Cと変えて両植物を35日間処理した. その結果,
    カリフラワー
    は第1相の温度が15°及び20°Cでのみ温度処理終了までに花らい形成し, ブロッコリーはいずれの温度処理区でも花らいを形成しなかった.
    2. 変温処理終了後, 各温度区とも露地区とトンネル被覆区に分けて, ほ場へ定植した. 両植物の出らい及び花らいの成熟は第1相の温度が高いほど遅れ, この傾向は
    カリフラワー
    においてブロッコリーより顕著であった. どの温度処理区においても, 出らい日並びに花らいの成熟日に, トンネル被覆による影響はほとんど認められなかった.
    3.
    カリフラワー
    の成熟時の花らい重は第1相の温度が高いほど増加する傾向があり, またどの温度処理区の花らい重においても, トンネル被覆の影響はほとんど認められなかった. ブロッコリーの成熟時の頂花らい重は, 処理温度の高低及びトンネル被覆の有無にかかわらずほとんど同じ値となった. 変温処理中に花らいを形成していた
    カリフラワー
    はすべて正常な花らいとなったが, ほ場で花らいを形成した場合, 多くの異常花らいが発生した.
    4.
    カリフラワー
    の成熟時の花らい重と出らい時の展開葉数, 成熟時の茎径及び総葉数との間に, それぞれr=0.37, 0.62及び0.32の有意な正の相関が認められた. ブロッコリーの成熟時の頂花らい重と出らい時の生育との間に有意な相関は認められなかったが, 成熟時の茎径との間にr=0.51の有意な正の相関が認められた.
    5. 以上の結果から, 少なくとも
    カリフラワー
    の早生種に大きな花らいを着生させるためには, 花らい形成までに葉数を十分に増加させておき, さらにその後花らいが成熟するまで植物体全体におう盛な生育をさせることが必要と考えられる.
  • 畦 五月, 三好 正満
    日本家政学会誌
    1999年 50 巻 2 号 129-136
    発行日: 1999/02/15
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    (1) 5分間98~100℃で茄でた
    カリフラワー
    から, DEAEセルロース, セファロースS-1000を用いたクロマトグラフィーによりレクチンを精製した.
    (2) 茄で
    カリフラワー
    100gから5.4mgのレクチンが得られた.
    (3) 精製レクチンのアミノ酸組成は, グリシン, アラニン, グルタミン酸の3種の含量が高く, 含硫アミノ酸含量は低含量であった.
    (4) ラムノースを標準とした本レクチンの糖含量は, 67.5%であり, 中性・酸性糖から構成されていた.アミノ糖は含有されていなかった.
    (5) 精製レクチンの分子量は, 液体クロマトグラフィーの結果, 非常に高分子の740万であった.
    (6) 精製レクチンは, 熱耐性, 酵素耐性ともに大であった.
    (7) フェツイン, チオグロブリンの2種類の糖タンパク質は,
    カリフラワー
    から精製したレクチンのHA活性を阻害した.
  • 渡辺 慶一, 廣田 才之, 高橋 文次郎
    日本食生活学会誌
    1998年 9 巻 3 号 42-47
    発行日: 1998/12/31
    公開日: 2011/01/31
    ジャーナル フリー
    ブロッコリー及び
    カリフラワー
    の花蕾の色調が異なる5品種を供試し, クロロフィル, カロテノイド組成を薄層クロマトグラフィー (TLC) 及び高速液体クロマトグラフィー(HPLC) により測定した結果, クロロフィル, カロテノイドの含量には相異があり, 以下のような結果を得た.
    (1) 緑色系ブロッコリー'グリーンコメット'の花蕾では主要な色素としてクロロフィルα1890μg/g, クロロフィルb1070μg/gを含有していた.カロテノイドはβ-カロテンを24.1μg/g, キサントフィル類を65.2μg/g程度含有していた.また, 淡緑色系の
    カリフラワー
    `サンゴショウ'の花蕾ではクロロフィルα400μg/g, クロロフィルb130μg/gを含有していた. カロテノイドはβ-カロテンを6.6μg/g, キサントフィル類24.6μg/g含有していた.
    (2) 紫色系
    カリフラワー
    'バイオレットクィーン'の花蕾ではクロロフィルα580μg/g, クロロフィルbは240μg/g含有していた. カロテノイドはβ-カロテンを3, 9μg/g, キサントフィル類21.4μg/g程度含有していた, また, アントシアニンが検出された.
    (3) クロロフィルがほとんどない淡黄色系
    カリフラワー
    `オレンジブーケ'及び白色系
    カリフラワー
    'スノウドレス'の花蕾ではカロテノイド含量は非常に少なかった.
    (4) キサントフィル類はネアキサンチン, ビオラキサンチン, ルテインエポキシド, ゼアキサンチンおよびルテインと推定された.
    (5) ブロッコリー花蕾のβ-カロテン異性体は13+15-cis-β-カロテンより9-cis-β-カロテンの割合が多い傾向がみられた.
  • 除草剤PCPの作用機作
    松中 昭一
    日本農芸化学会誌
    1965年 39 巻 4 号 135-137
    発行日: 1965年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    (1) PCPおよびDNPは,
    カリフラワー
    ミトコンドリアの酸化的燐酸化を阻害し, P/O比を対照の1/2にする濃度はPCPで5×10-6M, DNPで2.5×10-5Mであることがわかった.
    (2)
    カリフラワー
    ミトコンドリアのATPase活性はMg2+イオンの共存により増大するが, PCPおよびDNPはほとんど無影響であつた.
    (3)イネ芽生えの根の呼吸にたいしてPCPおよびDNPは両者とも低濃度では呼吸を昂進させ,その最適濃度はPCPで3×10-5M, DNPでは1×10-4Mであった.高濃度となればいずれも呼吸を阻害する.
  • 玉生 温
    熱帯農業
    1988年 32 巻 4 号 266-268
    発行日: 1988/12/01
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 衛, 堀内 誠三
    日本植物病理学会報
    1999年 65 巻 6 号 639-642
    発行日: 1999/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    In October 1998, a new downy mildew was found on cauliflower [Brassica oleracea L. (Botrytis group)] in Morioka, Japan. The disease spots on lower side of leaves were angular and clearly limited to veins. Conidiophores, emerging from leaf stomata, expanded and adopted a tree-like shape. Conidia formed at the end of the branches were orbicular to ovoid or ellipsoid, measuring 18-26×16-23μm. Conidia germinated, forming a germ tube. The fungus had the same host specificity as downy mildew fungus of cabbage and broccoli. On the basis of these results, the fungus was identified as Peronospora parasitica (Persoon: Fries) Fries. Downy mildew of cauliflower is the name proposed for the disease.
  • (第1報)種子低温処理の影響
    藤目 幸擴, 廣瀬 忠彦
    園芸学会雑誌
    1979年 48 巻 1 号 82-90
    発行日: 1979年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    カリフラワー
    及びブロッコリーの花らい形並びにその後の花らい発育に及ぼす種子低温処理の影響を, 温度制御条件下及び自然の温度条件下で調べた.
    1. 低温感応苗齢に達した‘野崎早生’を15°Cで育てると, 30日後には花らいを形成するが, 20°あるいは25°Cでは48日後まで花らい形成は認められなかった.
    2. ‘野崎早生’の催芽種子に0°C•暗黒で30日間の低温処理を行った後, 15°, 20°及び25°Cの制御条件で育てると, 20°Cでは種子低温処理区においてのみ花らい形成が認められ, 種子春化が起こったと推察される. 15°Cでは処理区, 対照区ともに花らいを形成し, 25°Cでは両区とも花らい形成がみられず, 種子低温処理の影響は認められなかった.
    3. 早晩性の異なる7品種の
    カリフラワー
    と1品種のブロッコリーについて, 自然の温度条件下では種子低温処理による花らいの形成時期あるいは成熟時期の促進はほとんど認められなかった.
    4. しかし, 種子低温処理期間の長いほど,
    カリフラワー
    の花らい節位は低下し, 茎長は短くなった. 同様に, ブロッコリーの花らい節位も種子低温処理によりやや低下し, 茎長は短くなった.
    5. 種子低温処理期間の長いほど,
    カリフラワー
    の花らい重及び花らいの直径はやや抑制された. しかし, ブロッコリーの頂花らい重及び頂花らいの直径は, 低温処理期間の長いほど増加し, 株当たりの側花らい重及び側花らい数も増加した.
  • 栢森 美如, 堀田 治邦
    北日本病害虫研究会報
    2013年 2013 巻 64 号 57-59
    発行日: 2013/12/26
    公開日: 2018/01/20
    ジャーナル フリー

    2011 年および2012 年に北海道札幌市のコマツナで,葉に白斑症状が認められた.病斑上には倒棍棒状で無色の分生子が形成され,分生子柄上の分生子分離痕は明確ではなかった.大きさは37~70×2~4μm で,1~3 の隔壁を有する.分離菌はPDA 培地上で黒褐色の菌叢を呈し,生育適温は25℃,菌叢生育は14 日間で直径7mm と非常に生育が遅い.罹病葉の乾燥粉末をコマツナ苗に接種したところ,26 日後に病徴が再現され,病徴部より接種源と同種の菌が分離された.以上から本病菌をPseudocercosporella capsellae(Ellis et Everhart)Deighton と同定し,病名目録に記載がないことから「コマツナ白斑病」と呼称することを提案する.

  • 堀田 治邦
    北日本病害虫研究会報
    2006年 2006 巻 57 号 47-48
    発行日: 2006/12/11
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    カリフラワー
    の市販10品種を供試して, 軟腐病の発生差異を圃場試験で評価した. 2004年および2005年とも品種間で発生に差異が認められ, その傾向はほぼ同じであった. 「NR-149」, 「バロック」, 「抱月」および「浜月33」は発生が低い品種として評価された.
  • ―小学校理科における水の通り道の学習への活用―
    中塚 拓貴, 秋吉 博之
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2018年 25 巻 4 号 87-92
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/04/07
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本研究では,学習指導要領の改訂によって小学校第6学年理科B 区分(生命・地球)において再び追加された植物の「水の通り道」の教材開発を行った.水の通り道の観察において,教材の開発や観察方法の研究がなされてきた.一方で,開発されてきた教材を用いた授業実践として中学校では平賀ら報告をしているが,新学習指導要領の下での小学校の実践報告はない.そこで身近な野菜である
    カリフラワー
    ,ブロッコリー,セロリ,チンゲンサイ,サツマイモ,アスパラガスを用いて教材としての有効性を調査した。次いで小学校第6学年理科「水の通り道」での授業への活用について模擬授業を通して検討した。この結果,比較的安価なセロリ,学校の農園で栽培したサツマイモの茎,
    カリフラワー
    を用いた授業実践について知見を得た
  • 宮腰 浩一, 山本 利春, 柴田 道往
    武道学研究
    1993年 26 巻 Supplement 号 56
    発行日: 1993年
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
  • 曽我 富士子, 花田 圭司, 加藤 則人, 岸本 三郎
    皮膚の科学
    2004年 3 巻 5 号 485-488
    発行日: 2004年
    公開日: 2011/11/07
    ジャーナル 認証あり
    73歳,女性。平成14年6月頃より歯肉に紅色の
    カリフラワー
    状の結節が出現。その後,上口唇,頬粘膜にも拡大し,平成15年2月当科を受診した。初診時,上口唇,歯肉,両頬粘膜に
    カリフラワー
    状の結節が多数みられた。皮膚生検よりoral florid papillomatosisと診断した。広範囲に腫瘍がみられたため,平成15年3月よりphotodynamic therapyを施行した。施行後3日目頃より腫瘍の縮小がみられた。2~3週間毎に施行し腫瘍は4分の1以下に縮小したが,一部で縮小したところより増大傾向を示したため平成15年10月よりエトレチナート内服を追加したところ,腫瘍の再発はみられなくなり,平成15年3月にはほぼ消失し,その後5ヵ月間再発はみられない。
  • 佐々木 祥人, 中坪 径子, 船坂 陽子, 錦織 千佳子
    皮膚の科学
    2010年 9 巻 1 号 73-75
    発行日: 2010/02/28
    公開日: 2011/04/26
    ジャーナル 認証あり
    63歳,男性。初診2008年6月9日。約10年前に左下腿後面に黒色の隆起性腫瘍を自覚した。約2年前より増大傾向が見られ,また出血性となったため当科を受診した。有茎性腫瘍の皮膚生検で基底細胞癌 (basal cell carcinoma: BCC),充実型と診断し,5mm のマージンをつけて全摘術を施行した。有茎性またはポリープ状の臨床像を示し,病理組織像が結節潰瘍型 BCC に見られる充実型の増殖があるものを Megahed はポリープ様 BCC の名前で近年報告しており,自験例もこのタイプに合致する臨床像および組織学的所見を示していた。BCC は一般的に日光露出部に好発し,男性に多く見られる腫瘍であるのに対し,ポリープ状 BCC は非露出部に発症することも多く,女性に多いことが報告されている。ポリープ様 BCC の発症機序は,外的刺激の関与など様々な説が考えられているが,明らかなものはない。
  • 佐藤 敏彦
    獣医麻酔外科学雑誌
    2007年 38 巻 3+4 号 59-62
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/10/24
    ジャーナル フリー
    9歳、未去勢雄のラブラドールレトリバーが血尿などの膀胱炎症状を主訴に来院した。腹部X線検査、腹部超音波検査、静脈性尿路造影検査を行った結果、下部腹腔に巨大腫瘤が存在した。この腫瘤は前立腺に連続し、嚢胞状で、内部には前立腺組織から連続する実質性腫瘤が存在した。前立腺との付着部を含めて摘出し、組織学的検査を実施したところ、前立腺嚢胞と診断された。診断結果より、去勢術を実施し、経過を観察したところ、膀胱炎症状は消失し、嚢胞の再発もみられていない。
  • 末端畑地潅漑の合理化に関する研究 (I)
    白岩 隆己, 石川 重雄
    農業土木学会誌
    1983年 51 巻 12 号 1119-1123,a1
    発行日: 1983/12/01
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    本報告は, 相模原台地普通畑において, 供試作物に
    カリフラワー
    を用い, ドリップ潅漑による潅漑効果の実証的研究の成果をまとめたものである。
    実験から考察すると, 潅漑計画の合理性を見出す指針の一つに, 作物の生育ステージという経時的な面を導入し, 中でも花芽の分化期の潅水が重要であるから, この時期の潅水に重点を置く考え方を示唆したものである。
  • 温度の日変化が花らい形成に及ぼす影響
    藤目 幸擴, 廣瀬 忠彦
    園芸学会雑誌
    1980年 49 巻 2 号 217-227
    発行日: 1980年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    低温感応苗齢に達した
    カリフラワー
    の′野崎早生′とブロッコリーの′早生緑′を用い, 温度の日変化が花らい形成に及ぼす影響を調べた.
    1. 一日の温度を二分し, 第2相 (午後5時から午前9時までの16時間) の温度を10°Cとして, 第1相の温度 (午前9時から午後5時までの8時間) を変えて両植物を35日間育てると,
    カリフラワー
    は第1相の温度が15°及び20°Cでは花らい形成がみられたが, 第1相の温度が10°, 25°及び30°Cでは花らいは形成されなかった. 着らい節位は20°Cの方が15°Cより高かった. ブロッコリーの花らい形成は第1相の温度が15°, 20°, 25°及び30°Cでみられたが, 第1相の温度が高くなるほど着らい節位は高くなった.
    2. 温度に日変化を与えて45日間育てると,
    カリフラワー
    の花らい形成は第2相 (午後5時30分から午前8時30分までの15時間) の温度が10°及び15°Cで第1相 (午前8時30分から午後5時30分までの9時間) の温度が15°及び20°Cの時にみられたが, 第1相の温度が25°及び30°Cになると花らいは形成されなかった. ブロッコリーの花らい形成は第2相の温度が20°Cで第1相の温度が15°及び20°Cの時にみられたが, 第1相の温度が250及び30°Cでは花らい形成はみられなかった.
    3.
    カリフラワー
    を, 第1相 (午前7時から午後7時までの12時間) の温度は25°Cで第2相 (午後7時から午前7時までの12時間) の温度を15°あるいは25°Cとして6週間処理したが, 処理期間中に花らい形成は両区共みられなかった. その後戸外におくと, 第2相の温度が15°Cであった区において, 花らい形成がより早くみられた.
    4.
    カリフラワー
    を用い, 第1相の温度は25°Cで第2相の温度を15°あるいは25°Cとして, 10週間処理をした. その結果, 処理開始後7週目にはいずれの区でも花らい形成はみられなかったが, 処理開始後10週目には第2相の温度が15°Cであった区においてのみ花らい形成がみられた.
    5. したがって, 第2相の温度が低温感応に十分な低温条件で第1相の温度を変えて育てると, 第1相の温度が高くて脱春化により花らい形成が遅れている場合でも, 低温時に受けた低温刺激は蓄積されており, その後に低温要求が充足されると花らい形成に至ると推察される.
  • 池田 穰衛
    ウイルス
    1987年 37 巻 1 号 23-31
    発行日: 1987/06/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • テーチャブティポーン チャイラット, 中野 浩平, 前澤 重禮
    農業機械学会誌
    2008年 70 巻 3 号 74-81
    発行日: 2008/05/01
    公開日: 2012/11/01
    ジャーナル フリー
    先に提案した呼吸量を関数としたブロッコリーの総アスコルビン酸 (AA, 還元型および酸化型アスコルビン酸の総量) 含量変化予測モデルの広範な青果物における適用性を検証するため, キャベツ,
    カリフラワー
    , ホウレンソウおよびピーマンを対象に, 種々の温度環境 (5, 10, 20, 30℃) に貯蔵した際の, AA含量変化とCO2排出速度との関係について検討した。AA含量の初期値に対する割合 (AArel, %) を積算呼吸量 (ARCO2) に対してプロットした結果, キャベツ,
    カリフラワー
    およびホウレンソウのAArelARCO2の増加に伴い減少し, これらの関係は先に提案したモデル式 (AArel=100exp (-βARCO2)) によってうまく表現できた。一方, ピーマンでは上記の関係は認められず, モデルの限界性が示された。また, 回帰係数 (パラメータβ) の同等性について統計解析したところ, Brassica 種であるブロッコリー, キャベツ,
    カリフラワー
    の間では有意差がなかったが, Spinacia 種であるホウレンソウのβ値は, 他の品目と有意に異なった。本研究により, 提案したモデルはブロッコリーのみならず他の品目にも適用できることが示され, これら品目の最適な流通設計を行うための有用なツールとなろう。
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