土木学会論文集
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明治・大正期鉄道網形成の社会的便益
森杉 壽芳林山 泰久
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1992 年 1991 巻 440 号 p. 71-80

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抄録

本研究は, 現代的手法である費用便益分析を応用して, 明治・大正期鉄道網形成の国民経済的便益を計測することを試みた. 本研究の対象とする便益は, いわゆる直接効果である輸送時間・費用の節約のみならずその波及効果をも含み, 波及効果はGNPへの貢献である所得の増大効果のみならず, 鉄道網整備により便利になったことによる国民の福祉向上を貨幣タームで表現した福祉効果を計測している.

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© 社団法人 土木学会
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