英Canonicalは2月6日(現地時間)、スペインの携帯電話メーカーBQが初の製品版Ubuntuスマートフォン「Aquaris E4.5 Ubuntu Edition」を発売すると発表した。価格は169.9ユーロ(約2万3000円)で、向こう数週間中に欧州でフラッシュセール(期間限定のオンライン販売)を通じて提供する。
Aquaris E4.5はAndroid搭載モデルが既に販売されており、こちらは159.90ユーロ。UbuntuモデルのハードウェアスペックはAndroidモデルと同じで、4.5型ディスプレイ(540×960)でプロセッサはCortex A7(1.3GHzクアッドコア)、1GバイトのRAMと8Gバイトのストレージを搭載する。新興国市場ではほぼ標準のデュアルSIMとなっている。
Ubuntu端末の大きな特徴は「Scopes」と呼ばれるユーザーインタフェース(UI)で、これにより、ホーム画面からさまざまなサービスに直接アクセスできる(記事末の動画を参照)。開発者にとって、ツールキットでScopes対応アプリを作成するのは従来のモバイルアプリ作成より簡単だとしている。
Canonicalは2013年7月にUbuntu搭載のコンセプト端末「Ubuntu Edge」をクラウドファンディングで立ち上げ、同年10月リリースの「Ubuntu 13.10」からUbuntuをモバイルに対応させていたが、製品版Ubuntu端末はこれまで発売されていなかった。
機種名 | Aquaris E4.5 Ubuntu Edition |
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OS | Ubuntu Phone |
ディスプレイ | 4.5型(540×960) |
CPU | Cortex A7(1.3GHzクアッドコア) |
RAM | 1Gバイト |
ストレージ | 8Gバイト |
外部メモリ | microSD(最大32Gバイト) |
メインカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
サイズ | 137×67×9ミリ |
重さ | 123グラム |
バッテリー容量 | 2150mAh |
ネットワーク | LTE非対応 |
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