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ネイマール復帰のブラジル、前半4ゴールで韓国を圧倒!準々決勝でクロアチアと対戦へ

現地時間5日、カタール・ワールドカップ(W杯)は決勝トーナメント1回戦が行われ、ブラジル代表と韓国代表が対戦した。

セルビア代表との初戦でネイマールを負傷で失いながらも、スイス代表に連勝し、大幅にメンバーを入れ替えたカメルーン代表との第3戦では敗れたもののグループGを首位で通過したブラジルは、満を持してネイマールが復帰。一方、ポルトガル代表が首位通過を果たしたグループHで、南米の強豪ウルグアイ代表との2位争いを制した韓国は、ポルトガル戦を欠場したDFリーダーのキム・ミンジェが復帰を果たした。

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負けたら終わりのトーナメントでは慎重な立ち上がりになるケースが多いが、試合は早々に動く。7分、右サイドを突破したハフィーニャの折り返しはニアサイドに飛び込んだネイマールには合わなかったものの、ファーサイドで完全なフリーとなっていたヴィニシウスが拾うと、韓国守備陣が必死にシュートコースを消しにくる中で冷静にここしかないというコースに流し込み、ブラジルが幸先よく先制する。

先制したブラジルは畳み掛けるように韓国陣内へと攻め込み、11分にはリシャーリソンがエリア内で倒されてPKを獲得。このPKをネイマールが独特のステップでGKのタイミングを外してゴール右へと決め、ブラジルが早々に追加点を挙げた。

攻めの姿勢を崩さないブラジルは29分、ペナルティーエリア手前で浮き球を頭でコントロールしながらキープしたリシャーリソンがマルキーニョスに預けると、マルキーニョスが中央に出したパスをカゼミーロがダイレクトでゴール前へ。このラストパスを3人目の動きで抜け出したリシャーリソンがピタリと収めてゴール左へと流し込み、3-0とリードを広げる。

さらに36分には、速攻からエリア内左に侵入したヴィニシウスがふわりとしたクロスを上げると、ファーサイドでフリーとなっていたパケタがゴール左へと流し込み4点目を挙げた。

圧倒的な内容で4-0とリードして後半を迎えたブラジルに対し、意地を見せたい韓国は47分、ソン・フンミンがDFと入れ替わってエリア内に侵入。得意の角度からのシュートは、GKアリソンの肩に当たってゴール右へと外れた。

63分にミリトンを下げてダニ・アウヴェスを投入したブラジルは、72分にヴィニシウスとダニーロを下げてマルティネッリとブレーメルを投入。盤石の試合運びかと思われたが、76分に右サイドからのFKのこぼれ球をペク・スンホが左足ボレーで捉え、強烈なシュートがゴール右へと突き刺さり韓国が1点を返す。

このゴールで勢いが出てきた韓国が2点目に迫る中、ブラジルは80分にネイマールを下げてロドリゴを投入し、さらにはGKのアリソンを下げてウェヴェルトンを投入する。

追撃したい韓国だが、ブラジルもリスクを抑えて守備に重きを置き、韓国が前掛かりになったところを効率よくカウンターで攻める。終盤はブラジルが上手く時間を使い、準々決勝へと駒を進めた。日本、韓国、オーストラリアと、アジア勢としてW杯史上最多となる3カ国が決勝トーナメントに進出したが、いずれもベスト16で散る結果となった。

勝利したブラジルは、準々決勝でベスト4を懸けてクロアチアと対戦する。

■試合結果

ブラジル 4-1 韓国

■得点者

ブラジル:ヴィニシウス(7分)、ネイマール(13分PK)、リシャーリソン(29分)、パケタ(36分)

韓国:ペク・スンホ(76分)

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