ハードはニンテンドー3DSが絶好調

 ファミ通調べによる2013年の国内家庭用ゲーム市場規模の速報が明らかになった(集計期間は2012年12月31日~2013年12月29日)。

 それによると、2013年国内ゲーム市場規模は4089.7億円。ソフトランキングのトップは『ポケットモンスター X・Y』となっている。詳細は以下の通りだ。

【市場規模比較】
(2012年の集計期間は2011年12月26日~2012年12月30日)

<2013年(52週)>
ハード:1553.1億円(昨年対比:87.3%)
ソフト:2536.6億円(昨年対比:93.5%)
合計:4089.7億円(昨年対比:91.0%)

<2012年(53週)>
ハード:1779.8億円
ソフト:2712.1億円
合計:4491.9億円

【各ハードの販売台数】
(累計販売台数の集計期間は各発売日~2013年12月29日)

ニンテンドー3DS※1(メーカー/任天堂 発売日/2011年2月26日)
推定年間販売数:493万1509台
推定累計販売台数:1469万4011台

プレイステーション・ポータブル※2 (メーカー/SCEJA 発売日/2004年12月12日)
推定年間販売数:42万9393台
推定累計販売台数:1960万8493台

■プレイステーション Vita※3 (メーカー/SCEJA 発売日/2011年12月17日)
推定年間販売数:119台7980台
推定累計販売台数:227万5139台

■Wii (メーカー/任天堂 発売日/2006年12月2日)
推定年間販売数:77337台
推定累計販売台数:1273万8079台

Wii U (メーカー/任天堂 発売日/2012年12月8日)
推定年間販売数:88万88台
推定累計販売台数:151万8427台

プレイステーション3 (メーカー/SCEJA 発売日/2006年11月11日)
推定年間販売数:82万4167台
推定累計販売台数:956万8500台

Xbox 360 (メーカー/日本マイクロソフト 発売日/2005年12月10日)
推定年間販売数:19548台
推定累計販売台数:160万7559台

※1:ニンテンドー3DS、ニンテンドー3DS LLの合計値です。
※2:プレイステーション・ポータブル、PSP goの合計値です。
※3:プレイステーション Vita、プレイステーション Vita TVの合計値です。
※SCEJAは、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアの略です。

【年間ソフト販売本数 TOP10】
(累計販売本数の集計期間は各発売日~2013年12月29日)

1位
ポケットモンスター X・Y(ポケモン/2013年10月12日/ニンテンドー3DS)
推定年間販売本数:397万6829本

2位
モンスターハンター4(カプコン/2013年9月14日/ニンテンドー3DS)
推定年間販売本数:329万3312本

3位
とびだせ どうぶつの森(任天堂/2012年11月8日/ニンテンドー3DS)
推定年間販売本数:173万182本(推定累計販売本数:401万7159本)

4位
トモダチコレクション 新生活(任天堂/2013年4月18日/ニンテンドー3DS)
推定年間販売本数:158万67本

5位
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち(スクウェア・エニックス/2013年2月7日/ニンテンドー3DS)
推定年間販売本数:122万7377本

6位
パズドラZ(ガンホー・オンライン・エンターテイメント/2013年12月12日/ニンテンドー3DS)
推定年間販売本数:100万5697本

7位
ルイージマンション2(任天堂/2013年3月20日/ニンテンドー3DS)
推定年間販売本数:98万2737本

8位
グランド・セフト・オートV(ロックスター・ゲームス/2013年10月10日/PS3)
推定年間販売本数:60万5882本

9位
New スーパーマリオブラザーズ U(任天堂/2012年12月8日/Wii U)
推定年間販売本数:58万4479本(推定累計販売本数:96万5794本)

10位
Wii Party U(任天堂/2013年10月31日/Wii U)
推定年間販売本数:51万8766本

■2013年の国内家庭用ゲーム市場について

 2013年の家庭用ゲーム市場は、ハードが昨年対比87.3%の1553.1億円、ソフトが同93.5%の2536.6億円、合計で同91.0%の4089.7億円となりました。据え置き型ゲーム機の新型ハード発売が控えていることもあり、市場全体としては前年比マイナスとなっています。

 2013年年間ソフトランキングのトップは『ポケットモンスター X・Y』(ポケモン/2013年10月12日発売/3DS)で、年間397.7万本を販売しました。ソフトランキング2位には、年間329.3万本を販売した『モンスターハンター4』(カプコン/2013年9月14日発売/3DS)がランクイン。上位6タイトルがミリオンヒットとなっています。また、年間ランキングのTOP7までを3DS向けタイトルが占め、ハード本体の普及にも大きく貢献しました。

 ハード市場では、年末商戦でも市場をリードしたニンテンドー3DSが、シリーズ累計で年間493..2万台を販売し、年間販売台数の首位となりました。トリプルミリオンを達成した『ポケットモンスター X・Y』と『モンスターハンター4』など、充実したソフトラインアップにも恵まれ、同ハードが市場を牽引しています。
 そのほかのハードでは、プレイステーション Vitaが、シリーズ累計で年間119.8万台を販売しました。発売から2年が経過しましたが、2013年10月に登場した薄型軽量化された本体の新モデルや、2013年11月14日に発売されたプレイステーション Vita TVに加えて、『GOD EATER 2(ゴッドイーター2)』(バンダイナムコゲームス/2013年11月14日発売)などのタイトルが好調だったこともあり、ハード本体も前年比1.8倍の売り上げとなりました。
 また、年間88万台を販売したWii Uは、2013年12月単月で34.5万台を販売しました。2014年には『マリオカート8』や『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』など人気シリーズ続編の発売も予定されており、今後の伸びに期待がかかります。

 2014年の国内ゲーム市場では、プレイステーション4(2014年2月22日発売予定)や、Xbox Oneといった据え置き型ゲーム機における最新機種の発売が予定されていることもあり、ハード・ソフトともに、市場の動向が注目されます。<ファミ通調べ>