her majesty hosts the final queen's young leaders awards ceremony
WPA Pool//Getty Images
メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)、ヘンリー王子(Prince Henry)、エリザベス女王(Queen Elizabeth)

王室離脱後もロイヤルパトロンとして公共組織を支援してきたヘンリー王子とメーガン妃。王子はイギリスのラグビー・フットボール・ユニオン、ラグビーフットボールリーグ、ロンドンマラソン、妃はロイヤル・ナショナル・シアターのパトロンを務めている。

王子と妃が王室を正式に離脱したのは3月31日。1年を迎えるタイミングで英国王室は、これらの組織のパトロンの任務から王子と妃を解任するだろうと関係者が雑誌『ピープル』に証言している。また王子は現在もイギリス空軍の名誉司令官の職についているが、この任務も同じように解かれると見られている。また新聞「デイリーテレグラフ」は王子と妃が理事と副理事を務めてきた英連邦の組織「コモンウェルストラスト」と妃がパトロンの英連邦内の大学組織「Association of Commonwealth Universities」について指摘。これらの役職も他のロイヤルファミリーに引き継がれることになるだろうと推測している。

the duke and duchess of sussex attend mountbatten music festival
WPA Pool//Getty Images
メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)、ヘンリー王子(Prince Henry)

これまでは王室離脱に伴う移行期間だったため2人はロイヤルパトロンの役職を続けてきた。しかしここに来て英国王室がそれを解くのには理由があると関係者は雑誌『ピープル』に語る。それは2人がこの1年で企業と商業的な関係を結んだから。王子と妃はNetflixやSpotifyと契約、番組の制作を始めている。これらの契約で2人は目標だった経済的な自立を手にすることができたが、女王の考え方では「半分ロイヤル、半分私人」はNG。つまり「女王とイギリスを代表しつつ、個人として経済的な利益を追求することはできない」というポリシーを持っていることから、2人がロイヤルパトロンを続けることは認めないだろうと関係者は語る。「最初から女王はハイブリッドな立場はありえないと考えていた」。

王子は難病の子どもたちとその家族を支援する「ウェルチャイルド」、負傷した軍人たちのスペシャルオリンピック「インビクタス」、妃は動物の福祉団体「メイヒュー」や女性たちの就職をサポートする「スマートワークス」などのパトロンも務めている。これらは公共組織ではないため、今後も2人が支援していくと見られている。

the duke and duchess of sussex attend wellchild awards
WPA Pool//Getty Images
2019年に「ウェルチャイルド」のイベントに出席。ヘンリー王子(Prince Henry)、メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)

関係者によると王子は軍の名誉職を解かれることに一番ショックを受けているという。新聞「デイリーメール」は王子はエリザベス女王がそのような決定を下すことにとりわけ動揺していると報道している。今後王子が軍服を着ることは許されないだろうとも。どのような最終決定が下されるのか、続報を待ちたい。

これはpollの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。