今回のランキングは2017年6月1日から2018年6月1日までの収入を雑誌『フォーブス』が推定した結果に基づくもの。1位にはスカーレット・ヨハンソンが輝いた。同誌によると勝因は映画『アベンジャーズ』シリーズ。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』とシリーズの第4作目のギャラが大きかったという。推定収入額はなんと4,050万ドル(約44.7億円)。昨年1位になったエマ・ストーンが2,600万ドル(約28.7億円)だったのに比べてみるとアメコミ映画シリーズのギャラの高さが一目瞭然!
2位はアンジェリーナ・ジョリー。2,800万ドル(約30.9億円)を稼いでいる。今年撮影している『マレフィセント』の続編へのギャラと見られている。3位はジェニファー・アニストン。エミレーツ航空などの広告の顔を務め、1950万ドル(約21.5億円)を稼いだ。
近年、ランキングが発表されるたびに問題視されるのは最も稼いだ男優と女優の格差。今年の「最も稼いだ男優」ランキングはまだ発表されていないが、昨年1位になったマーク・ウォールバーグの収入は6,800万ドル(約75.2億円)。今年もこの水準を男優たちが保っているとすると、まだ男女格差は大きいことが予測される。
でもポジティブな変化も。ハリウッドでは40歳以上になると女優の演じられる役が激減するといわれているけれど、今年のランキングでは60%が40歳以上。リース・ウィザースプーンのように制作会社を立ち上げ自分で演じたい作品を作り出している女優たちも増えている。
映画界の動向が見えてくるこのランキング。間もなく発表される男優のランキングにも注目したい。
1位 スカーレット・ヨハンソン 4,050万ドル(約44.7億円)
2位 アンジェリーナ・ジョリー 2,800万ドル(約30.9億円)
3位 ジェニファー・アニストン 1,950万ドル(約21.5億円)
4位 ジェニファー・ローレンス 1,800万ドル(約19.9億円)
5位 リース・ウィザースプーン 1,650万ドル(約18.2億円)
6位 ミラ・クニス 1,600万ドル(約17.6億円)
7位 ジュリア・ロバーツ 1,300万ドル(約14.3億円)
8位 ケイト・ブランシェット 1,250万ドル(約13.8億円)
9位 メリッサ・マッカーシー 1,200万ドル(約13.2億円)
10位 ガル・ガドット 1,000万ドル(約11億円)
text: Yoko Nagasaka