球児、奇跡の救援陣に自信 「強くなっている」CSでもフル回転だ

 阪神の藤川球児投手(39)が1日、CSでも救援陣のフル回転を誓った。「まだありますから!頑張って最後まで行きましょうよ!」。みんなでつかんだCS進出の権利。監督の信頼に応えるべく、リリーフ陣がポストシーズンでも躍動する。

 球団初となる7人の継投による無失点勝利を決めた先月22日のDeNA戦以降の5試合で、完封勝ちは実に4試合。唯一失点を許したのは29日の中日戦で6点リードの九回に登板し、3点を失った藤川自身だった。

 「僕が取られただけで、他は誰も取られていない。ゼロに抑えていくっていうこだわりを自分が強く持っていることで、それ以上に周りにもその気持ちが伝わっていると思う」と頼もしい後輩たちに目を細める。

 今季虎の投手陣は防御率3・46をマーク。救援陣の2・70とともに12球団トップの数字を残した要因の一つとして、球児は矢野監督からの信頼を挙げた。「打たれたり、四球を出してもとがめないというか。それがピッチャーがマウンド上で100%の力を出していいっていうことになる。これはすごいことだと思います」

 金村投手コーチは1日の投手指名練習後、「もうひと頑張り。先を考えず出し尽くしていくしかない」と引き続き“総動員”で臨むことを強調。それに呼応するかのように球児は「自分たちリリーフは大丈夫!先発投手陣も大丈夫。これだけ強くなっているんだし」とうなずいた。負けられない戦いを勝ち進んだ自信を携えて、短期決戦へ向かって行く。

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