千葉真一さんワクチンは未接種 コロナ感染の肺炎で死去 18日に危篤

 俳優の千葉真一さんが19日、午後5時26分、入院していた千葉県木更津市の病院で死去したことが明らかになった。82歳。新型コロナウイルス感染による肺炎が死因。感染後の8日に、肺炎の症状が悪化したため、入院。酸素吸入を続けていた。18日に危篤となり、帰らぬ人となった。所属事務所によれば千葉さんは、ワクチンを接種していなかったという。

 千葉さんは、女優の野際陽子さんと1973年に結婚し94年に離婚。女優の真瀬樹里は長女。その後結婚した女性との間に誕生した長男の新田真剣佑や次男の眞栄田郷敦も俳優として活躍している。

 福岡県出身。日体大から1959年に東映ニューフェイスに合格し入社。1968年にテレビドラマ「キイハンター」に主演し当たり役となった。

 アクション俳優として地位を確立しながら、1970年にはジャパン・アクションクラブ(JAC)を設立。アクション俳優やスタントマンの育成にも貢献し、真田広之らを育てた。

 1979年には映画「柳生一族の陰謀」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を獲得。83年「里見八犬伝」などにも出演した。

 1990年代には米映画「エイセス」に出演したのをきっかけに海外進出。2003年にはクエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビル」に出演するなど活躍した。「サニー・チバ」の愛称で親しまれた。

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