昭和62年度
山口県山口市
 山口市の市街地を流れる一の坂川一帯は、古くから国の天然記念物ゲンジボタルの発生の地として有名である。
 昭和47〜49年度にかけて行われた一の坂川の改修工事は、消滅しかけたゲンジボタルの里を、ホタル護岸工法を採用してよみがえらせ、今では毎年初夏ともなると、川面にホタルの乱舞する姿が見られるようになった。
 また、一の坂川沿いの各町内では、河川の清掃等河川美化・愛護運動が定着しており、川を汚さず、きれいにする奉仕活動が続けられている。
 新春の春木立、春のサクラ、ツツジ、初夏の暗やみを彩るホタル、真夏の涼を呼ぶ緑と四季折々の風情を映して、清く流れる一の坂川は、今日では市民のオアシスとして親しまれている。
所在地 山口県山口市後河原
諸元 延長:左右岸570m、
幅員:10m
材料 雑割石空積護岸工
イベント ホタル鑑賞の夕べ
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