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ツイッター、有料化で「認証バッジ」付与開始-米中間選挙控え懸念も

  • 米中間選挙に向け投稿監視などの人員を確保できるか社員らは疑問視
  • 今は米英とカナダ、豪州、NZ限定だが、いずれ全世界で利用可能に
Twitter

Photographer: Fabian Sommer/picture alliance/Getty Images

米ツイッターは、新たにオーナーとなったイーロン・マスク氏の方針に従い、月額7.99ドル(約1200円)の有料ユーザーアカウントに対し、認証済みバッジの付与を開始した。

  ツイッターは5日に公表した最新情報で、「あなたが既にフォローしている著名人や企業、政治家と同じ青色の認証済みバッジをあなたのアカウントは得られます」と説明した。有料プランでは広告契約を半分に減らすほか、返信や検索での優先権を与え、より長編の動画を投稿できる機能も強化する。

  ツイッターの経営権掌握後1週間で、マスク氏は大部分の経営幹部とスタッフの約半分の解雇に動いた。定額制の「ツイッター・ブルー」は、広告収入急減に対応し、ボット(自動投稿プログラム)を排除する手段だと主張。批判的なツイートに対し、決済システムとアップルやアンドロイドに頼る方が確実な認証にはずっと良い手段だと反論した。

  現職や元社員らの間では、キュレーションや法的ポリシーなどの主要チームを欠く状況で、8日投開票の米中間選挙に向け、コンテンツモデレーション(投稿監視)など重要システムの効果的運営を維持する人的資源を確保できるか疑問視する見方が出ている。

ツイッターで大規模な人員削減始まる-従業員にメールで通知

  ツイッター・ブルーの利用は現在、米国とカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、英国に限られるが、いずれ全世界で利用できるようになるとマスク氏は5日ツイートした。

原題:Twitter Rolls Out New $8 Subscriptions Offering Verification (1)(抜粋)

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