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「世界初」の携帯向け5Gサービス、ベライゾンが米2都市で開始

  • ベライゾンが3日に5Gを開始したのはミネアポリスとシカゴ
  • 現在5Gを利用できる機種はモトローラの「Z3」のみ
Verizon Communications Inc. 5G wireless signage is displayed at the company's booth during the Mobile World Congress Americas in Los Angeles, California, U.S.
Verizon Communications Inc. 5G wireless signage is displayed at the company's booth during the Mobile World Congress Americas in Los Angeles, California, U.S. Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

ベライゾン・コミュニケーションズはAT&Tやスプリントとの厳しい競争の中、第5世代(5G)携帯電話サービスを米通信事業者で最初に提供を始めた。

  ベライゾンの無制限のデータプランの顧客は3日から、ミネアポリスとシカゴの一部で月額10ドル(約1100円)の追加料金で限定された数の電話で毎秒1ギガビットの通信速度を得られる。二都市でのサービス開始は、年内に5Gサービスを30都市で導入する目標の一環。

  通信事業者は次世代高速無線通信技術の早期導入者との契約を急いでおり、最終的には家庭用テレビサービスやコネクテッド家電、自動運転車といった膨大な新サービスで消費者や企業を取り込み新たな収益源としたい考えだ。ただ、5Gサービス対応の携帯電話の種類は乏しく、現時点でベライゾンが同サービスを提供できるのは、モトローラ製「Z3」を保有しスナップオン5Gモジュールに追加で50ドル支払う顧客に限られている。

  モトローラやサムスン電子などの携帯電話メーカーは、年内に5G対応機種をさらに投入する見通し。アップルは今年はこうした競争に参加せず、少なくとも2020年まで5G対応「iPhone(アイフォーン)」の発表を先送りする見通し。

  ベライゾンのハンス・ベストベリ最高経営責任者(CEO)は発表文で「ベライゾンの顧客は世界で初めて5Gのパワーを手に入れることになる」と述べた。

原題:Verizon’s First 5G Mobile Service Goes Live in Two U.S. Cities(抜粋)

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