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麻生副総理らが新派閥「志公会」結成-「政権をど真ん中で支える」

  • 国会議員60人、党内第2派閥に-麻生氏が会長、山東氏が会長代行
  • 自民党内に「気分的な緩み、率直に認めて対応を」-麻生氏

麻生太郎副総理兼財務相は都内で会見を開き、新派閥「志公会」を結成したと発表した。国会議員60人のうち59人は自民党、1人は無所属。同党内の派閥としては96人の「清和政策研究会」(細田派)に次ぐ規模となる。

  麻生氏は会見で「安倍晋三政権をど真ん中で支えていくという点については一点の乱れもない」と語った。新派閥は「為公会」(従来の麻生派)に高村正彦党副総裁の出身派閥である「番町政策研究所」(山東派)や佐藤勉衆院議院運営委員長らの政策グループ「天元会」が加わった。

  麻生氏が会長に就任し、山東昭子元参院副議長が会長代行、佐藤勉氏が会長代理、高村氏と甘利明前経済再生担当相が顧問となった。2012年の自民党総裁選挙で安倍首相を支持した顔ぶれが並ぶ。麻生、甘利両氏は、2日に安倍首相、菅義偉官房長官と4人で会食している。

  自民党が大敗した2日投開票の東京都議選について麻生氏は「国会議員の発言が大きな影響を与えた」と発言。野党だった5年前を振り返り、「安倍総裁を生んだあの時代と比べて、気分的な緩みがあるのではないか。そういった点は率直に認めた上で、きちんと今後とも対応していかないといけない」と述べた。  

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