コンテンツにスキップする
Subscriber Only

ワーナー・ミュージック、事業売却で10件超の買収提案受ける-関係者

米音楽事業会社ワーナー・ミュー ジック・グループは、複数の事業に対し10件を上回る買収提案を受 けた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同社は1月に身売 りに向け買収案を募る意向を表明していた。

関係者によると、ソニーとマイケル・ジャクソン氏の信託団体の 合弁会社である音楽出版社ソニー/ATVミュージック・パブリッシ ングと、米投資会社KKR傘下のBMGライツ・マネジメントが、ワ ーナーの音楽出版部門ワーナー・チャペルに買収提案を行った。富豪 で元ワーナー・ミュージックのディレクターだったレン・ブラバトニ ク氏は同社の大半を取得したい意向だという。

ワーナー・ミュージックの取締役会は今週、買収提案を検討し、 6-8候補に絞るための協議を行う予定だと関係者は語った。当初、 音楽出版部門を売却し同業の英EMIグループに買収提案することを 検討していた同社は、会社全体ないし一部への買収提案を募るため1 月に米ゴールドマン・サックス・グループを起用。関係者のうちの2 人によると、EMIへの買収提案に向け音楽出版部門を売却するのが 依然として最も可能性の高いシナリオだという。

ワーナー・ミュージックの広報担当、アマンダ・コリンズ氏とゴ ールドマンの広報担当のアンドレア・ラックマン氏はいずれもコメン トを控えた。ソニー/ATVとブラバトニク氏の広報担当者と、BM Gライツのハートウィグ・マズーフ最高経営責任者(CEO)も共に コメントを控えている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE