津島雄二・元厚相が死去 自民党・税制調査会長なども歴任

自民

 厚相を2度務めた自民党の元衆院議員、津島雄二(つしま・ゆうじ)さんが25日、老衰のため東京都内の病院で死去した。93歳だった。葬儀は近親者のみで行う。喪主は長男で同党衆院議員の淳さん。

 1953年に大蔵省(現財務省)に入省。在フランス大使館勤務時に作家・太宰治の長女園子さんと結婚した。76年に衆院中選挙区の旧青森1区から立候補し初当選。当選11回。社会保障分野の政策に長く関わり、90年と2000年に厚相を務めた。06年に自民税制調査会長に就任。社会保障と税の議論に関わった。03~09年の間、自民津島派平成研究会、現・茂木派)を率いたが同年の衆院選に立候補せず、政界を引退。千鳥ケ淵戦没者墓苑奉仕会会長を務めた。

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2023年10月29日8時39分 投稿
    【視点】

    かつて自民党で社会保障と言えばこの方でした。少子高齢化が進む中で持続可能な年金・医療・介護制度をどう築くか。政権政党として財源の問題からも逃げず、政府・与党の協議がヤマ場を迎えると取材でぶら下がったことを思い出します。ああいう真面目な議論は

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