シャーマン米国務副長官が退任へ 女性初の米国務省ナンバー2

ワシントン=清宮涼
[PR]

 米国務省は24日、同省ナンバー2のウェンディ・シャーマン副長官が28日で退任することを発表した。後任は未定で、当面ヌーランド国務次官が副長官代行を務めるという。

 シャーマン氏はこれまで、バイデン政権の対中政策などで中心的な役割を担った。日米韓の外務次官級協議にも参加。24日にも、日本外務省の森健良次官、韓国外交省の張虎鎮(チャンホジン)第1次官と電話協議を行ったと発表したばかりだった。

 シャーマン氏は2021年4月、女性として初めて国務副長官に就任。オバマ政権でも国務省ナンバー3の国務次官(政治担当)を務め、イラン核合意に携わったほか、クリントン政権では北朝鮮政策調整官を務めた。

 米国務省は今年5月、シャーマン氏が近く退任することを明らかにしていた。ブリンケン国務長官は今月24日の声明で、「シャーマン氏のすばらしい功績に感謝する」と述べた。(ワシントン=清宮涼

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら